広島県民にとっては常識!? 広島空港で買いたい「ローカルお土産」8選

空港内の工場で作りたての「フーチョコレーターズ」

「3種ギフトボックス」(2800円)は、カシューミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、ほうじ茶チョコレートのセット
「3種ギフトボックス」(2800円)は、カシューミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、ほうじ茶チョコレートのセット

 広島空港内にある「フーチョコレーターズ」は、店内に工場を併設したチョコレートショップ。カカオの焙煎からチョコレートの製造までを空港内で行っているというユニークなお店です。しかも、販売するのは動物性食品を一切使わないヴィーガンチョコレートとなっています。

人気の3フレーバーを一度に楽しめるので、初めて同店を訪れる人におすすめ
人気の3フレーバーを一度に楽しめるので、初めて同店を訪れる人におすすめ

 3種ギフトボックスは写真家・石田真澄氏が撮りおろしたリーフレット付きで、7色のパッケージはブランドコンセプトでもある「多種多様な人々が分かち合う瞬間」をイメージしているそうです。

 カシューミルクチョコレートは果実のようなフルーティーさが特徴。ホワイトチョコレートはカカオ豆から抽出したバター分を原料とし、ミルクの代わりにカシューナッツを使用するので、通常のホワイトチョコレートよりもあっさりしています。ほうじ茶チョコレートはカシューミルクチョコレートをベースに、埼玉県産の茶葉を使用。きな粉やあんこのような柔らかな味わいです。

有機砂糖を使用しているのもこだわりのひとつ。いずれのチョコレートも乳製品や卵を使わないので、一般的なチョコレートよりも味わいが柔らかい
有機砂糖を使用しているのもこだわりのひとつ。いずれのチョコレートも乳製品や卵を使わないので、一般的なチョコレートよりも味わいが柔らかい

 ヴィーガンと聞くと、おいしさを犠牲にしているんじゃ? という不安があるかもしれませんが、実際に食べてみると「こういう選択肢もアリだな」と思えるはず。ぜひ一度試してほしいチョコレートです。

甘酸っぱさが癖になる「はっさく大福」

はっさく屋の「はっさく大福」(1個200円)は、空港専門大店 広島店で購入
はっさく屋の「はっさく大福」(1個200円)は、空港専門大店 広島店で購入

 広島県の名産のひとつ、「はっさく」を使った大福があるのをご存知ですか? 広島県内でははっさく大福を販売する和菓子店がいくつかありますが、広島空港内でははっさく屋の「はっさく大福」が購入できます。

みかんの皮と一緒に蒸した広島県産のもち米にみかんの皮を練り込み、石臼でついて餅を作る
みかんの皮と一緒に蒸した広島県産のもち米にみかんの皮を練り込み、石臼でついて餅を作る

 はっさくは因島発祥で、はっさく大福も因島生まれだそう。手作り感あふれるパッケージなどもローカル感があっていいですね。

これまではっさくは苦みが強いので苦手だったが、大福になるとその苦みがいいアクセントになっていた
これまではっさくは苦みが強いので苦手だったが、大福になるとその苦みがいいアクセントになっていた

 餅のなかには因島、生口島の契約農家から仕入れたはっさく2~3房と白あんが入っており、甘さと酸味のバランスが絶妙! 表面のみかん餅は薄めで1個のサイズが小ぶりなので、一度に2個、3個と食べられそうです。

「メロンパン」のパンは呉市民のソウルフード

メロンパンの「メロンパン」(201円)は、広島空港福屋ショップで購入
メロンパンの「メロンパン」(201円)は、広島空港福屋ショップで購入

「メロンパン」と聞くと、丸くて軽いパンを想像しますよね。しかし、広島のメロンパンはラグビーボール型でずっしり重いんです! 今回紹介するのは、呉市内に本店を構える「メロンパン」というお店のメロンパン。

 私達が想像するメロンパンは、クッキー生地でカリカリしていますが、呉のメロンパンの生地は全体的にしっとりしています。そして、なかにはカスタード餡が。このスタイルのメロンパンは、関西出身の筆者も多少馴染みがあります。そう、関西では白あんが入ったメロンパンも共存しているんです。

ずっしり重い理由はカスタード餡にあった。パン生地はしっとりしていて、1個食べるだけでもかなりボリュームがある
ずっしり重い理由はカスタード餡にあった。パン生地はしっとりしていて、1個食べるだけでもかなりボリュームがある

 さらに同店ではチョコレートクリーム入りの「ナナパン」、いちごジャムとカステラが入った「平和パン」というパンも人気。こちらのパンも空港内で購入できます。

「ナナパン」(183円)はメロンパンと違って軽い
「ナナパン」(183円)はメロンパンと違って軽い
チョコレートクリームが入ったシンプルなコッペパン。中高年にとっては懐かしい味かもしれない
チョコレートクリームが入ったシンプルなコッペパン。中高年にとっては懐かしい味かもしれない
「平和パン」(201円)は、「長崎のカステラ」と「広島のパン」から名付けられたそうだ
「平和パン」(201円)は、「長崎のカステラ」と「広島のパン」から名付けられたそうだ
パンにカステラを合わせているので口のなかの水分が持っていかれる感じは否めないが、このレトロなパンは一度食べる価値アリ
パンにカステラを合わせているので口のなかの水分が持っていかれる感じは否めないが、このレトロなパンは一度食べる価値アリ

 広島空港内だけでも広島中のローカルなお土産グルメが購入できます。空港を利用する際は、早めに着いてぜひお土産をチェックしてみてください!

●著者プロフィール

今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。