兄を超えた!? 妹「鮭にんにく辣油」がすごい理由
この「鮭にんにく辣油」、カルディの公式HPを見ると、“ほぐした鮭ににんにくを混ぜこみ、少し辛い味付けにした、食べるラー油風の鮭フレーク”と書いてあります。
フタを開けるとラー油が浮かんでいます。まずは下に沈んでいる鮭とよく混ぜ、すくって食べてみます。まず鮭の味がかなり濃厚。食感はねっとり。唐辛子、豆板醤、ニンニクの三層の辛味がしっかり響いてきます。そしてときどきゴマのプチプチ食感も。
前述したようにご飯にのせると最高に美味しい。「青いにんにく辣油」も美味しかったのですが、それよりはるかにウマい……。なぜなのか?
思うに、「青いにんにく辣油」はニンニクをそのままスライスして、ラー油に漬け込んだ斬新な調味料です。中に入っているニンニクはシャキシャキした漬物でのようでもあり、酸味のあるピクルスのようでもある。つまり、食の脇役と言えます。カレーライスで言えば、らっきょうや福神漬けのような存在です。
一方、「鮭にんにく辣油」は、中に“鮭”というおかず(たんぱく質)が入っているので、調味料にとどまっていないのです。一般的なカレーで言えば、カレーの中の主役である牛肉やチキンということもできるでしょう。
だから満足感があり、実は栄養価も高い。そのおかげで、ご飯以外の、例えばスパゲティに合わせただけで、本格的なイタリアンの一品になってしまうんです。
この「鮭にんにく辣油」の優秀なポイントは、塩味が強すぎないこと。つまり調理の際にしょっぱくなりすぎない。例えばスパゲティを作るときに、お好みで塩、醤油などを加えるとグンとと旨みが増します。
また、クリームチーズや生クリームなどの乳製品との相性もよく、「鮭にんにく辣油」にこれらを適度に加えて練ったら、野菜スティックのディップソースや、カナッペにのせる具材にも! これ、本当に優秀です。
最強の使い方は兄妹の二刀流!?
最後に、筆者が最強の食べ方として提案したいのが、「鮭にんにく辣油」と「青いにんにく辣油」のダブル使い。
ごはんに「鮭にんにく辣油」をのせて、その上に「青いにんにく辣油」をさらにオン。こうして食べると、もう完璧です。鮭の旨辛さ、青いにんにくの辛酸っぱさ。ねっとりした鮭とシャキシャキしたにんにくスライスという異なる食感。もう、何もいりません。おかずも漬物もこの2つの瓶で済むわけです。
というわけで、この「鮭にんにく辣油」と「青いにんにく辣油」、ぜひ両方、ストックしておくことをオススメします。
(撮影・文◎土原亜子)