電子レンジでチンするだけで、本場タイの味が完全再現！
この「トムヤムクン豚骨ヌードル」、『一風堂』がタイに出店しているお店で出していた味を再現したものだそうです。となると、かなり期待できますね。封を開けると、カチンコチンに凍った麺と、エビなどの具材、そして付属の液体スープ、えび辛ペーストの小袋が入っています。
麺や具材は茹でる必要はなく、電子レンジ（500W）で4分半加熱するだけ。その間に液体スープを丼に入れ、熱湯250mlを注いでよくかき混ぜておきます。そのスープに加熱が終わった麺＆具材を合わせ、最後にえび辛ペーストをお好みの量、入れたら出来上がりです。たったこれだけ。
かき混ぜている時点で、レモングラスやバイマックルー（こぶみかんの葉）の香りが鼻を突き抜けてきます。香りだけで言えば、超本格的なタイのトムヤムクンスープそのものです。ここに、豚骨スープと麺を組み合わせて魔改造したのがこのラーメンなわけです。
まずはスープをひと口。なんだこれ、美味しい…！？ 酸味、辛味、旨味のバランスが完璧。しかも、これまた本場のトムヤムクンスープ同様、タマリンドやライムなどの爽やかな酸味がツンときて、すぐ後からエビの風味が追いかけてきます。さらに豚骨スープをベースにしているからか、ガッツリと深い旨味もたたえています。
最近、コンビニやスーパーなどで、インスタントのトムヤムクンスープやトムヤムクンヌードルがたくさん出回っていますが、食べるとイマイチ、なんてことが多々あります。しかし、この一風堂のは明らかにレベルが違います。タイで食べるトムヤムクンをほぼ完全再現しているうえ、そこに豚骨のダシが効いており、ちょっとのけぞりそうになるほど美味しいのです。まさかトムヤムクンと豚骨がこんなに合うとは…。
そして、スープだけでなく麺もかなり美味しい。乾麺ではなく、ゆで麺をそのまま冷凍しているので、つるつるの口当たり。噛むとモチモチしていて、麺自体がもうすでに旨い！
タイ料理レストランで「トムヤムクンヌードル」を食べる機会はたまにありますが、正直言って、それと比べてもこの『一風堂』の「トムヤムクン豚骨ヌードル」は、遜色ないか、その上を行く美味しさだと思います。これが400円もせずに食べられるって、最高じゃないですか？ 辛いもの好きの筆者としては、欲をいえば、もう少し辛いと嬉しいですが…。
自前でパクチーやライムを用意すれば、より本格的になると思います。というわけで、セブンで売っている『一風堂』の冷凍「トムヤムクン豚骨ヌードル」、未食の人はぜひトライしてみてください。ラーメン好きもタイ料理好きもハマると思いますよ。
（撮影・文◎土原亜子）
