中野ブロードウェイはオタクだけでなく鮮魚の聖地でもある! 名店3軒を巡ってきた

3店舗それぞれで「鯛の柵」を買い、食べ比べてみた!

上から『ナカムラ水産』の鯛542円、『勝田商店』の鯛450円、『池上水産』の鯛652円
上から『ナカムラ水産』の鯛542円、『勝田商店』の鯛450円、『池上水産』の鯛652円

『勝田商店』、『ナカムラ水産』、『池上水産』という、それぞれ個性的で優れた鮮魚店が入っている中野ブロードウェイですが、今回はこの3店で同じ「鯛の柵」を買って食べ比べをしてみることにしました。

買ってきた鯛を切り出したところ。上から『ナカムラ水産』の鯛、『勝田商店』の鯛、『池上水産』の鯛
買ってきた鯛を切り出したところ。上から『ナカムラ水産』の鯛、『勝田商店』の鯛、『池上水産』の鯛

 グラム数が記載されているのは『ナカムラ水産』のみなので、物量と価格による比較することはできませんが、その味をチェックしてみましょう。

『ナカムラ水産』の鯛
『ナカムラ水産』の鯛

 まず、『ナカムラ水産』の鯛から。プリッとした食感と、どことなく磯の香りもあり鮮度抜群であることが十分伝わってきます。臭みはいっさいなく、「ザ・刺身」というほどの抜群の身を楽しむことができます。

『勝田商店』の鯛
『勝田商店』の鯛

 そして、『勝田商店』の鯛をいただきます。鯛特有の甘味があり、合わせて身にコクも感じます。これまた鮮度の良さを十分感じることができます。

『池上水産』の鯛
『池上水産』の鯛

 そして、最後が『池上水産』の鯛。あっさりしていますが、品の良い味で、これもまた美味! 特に記載はなかったのでわからないですが、天然の真鯛なのかもしれません。改めて『池上水産』は玄人向けのような印象を覚える筆者でした。

3店舗とも優れているが、その日によって「買い」の魚が変わってくる!

 結局のところ、中野ブロードウェイの地下にある3店の鮮魚店は、それぞれ個性がある一方「どの店の魚も素晴らしい」「大手スーパーマーケットでは買えない魚を安く扱っている」ということだけがわかった結果となりました。

 ただし、その日により各店の仕入れと強みは大きく変わってきます。その日、最も良い魚を至近距離にある各店を比べながら選びゲットできるところも中野ブロードウェイならではで、言わば、中野ブロードウェイはオタクの聖地である一方、魚の聖地でもあると言って良いかもしれません。近隣で魚の買い物に困っている方、是非中野ブロードウェイに行かれてみてはいかがでしょうか。きっと良い魚を買うことができると思いますよ!

(撮影・文◎松田義人)