辛ラーメンを袋から直食べするときの美味しい作り方
さて、いつもなら、袋に書いてある調理法に従って鍋で煮込むんですが、今回は、お湯を袋の中に直に注ぎます。トリセツにないことをやるわけなので、完全に自己責任。火傷などには細心の注意を払わなければいけませんし、ヘタしたら寿命も縮まります。
まず用意するのは、「辛ラーメン」と受け皿(やや深め)と割り箸(割るタイプ)。袋を開けたら、中からかやくと粉末スープを取り出し、かやく全量と粉末スープ半量を袋に入れます。
袋を受け皿に立たせて、左手の指で袋の先端をつまみながら、右手で熱湯を入れていきます。このとき熱湯の量は、規定の550mlより少なめの450~500ml程度。ちなみに規定量でも試してみましたが、少なめのほうが危なくありません。
さて、お湯を入れていくとやがて重みで袋が安定してきて、指で支えなくても自立します。ちなみに袋は想像以上にしっかりしていて、溶けたり破れたりしないんです。袋が安定したら、先端を割り箸でクリップ。この状態を見ているだけで、なぜか妙にワクワクするんですよね。
このまま5~6分蒸します。頃合いを見て袋の中を覗き、麺が煮えていたらお湯を捨てます。そして、残りの粉末スープを袋の中に追加し、割り箸でかき混ぜたら完成です。ちなみに、お湯を捨てない方法も試しましたが、捨てて“汁なし辛ラーメン”のほうが美味しいし、安全です。
煮込んでいないのですが、麺はしっかり茹で上がっていてモチモチ食感も感じられます。後入れした粉末スープ(半量)が麺によく絡み、味の濃さ&辛さ&コクもバッチリ。
生卵を入れればまろやかになるし、ネギやパクチー、レモン、胡椒、山椒、七味などを入れれば、香りや酸味、苦味などの複雑な味わいも楽しめます。
今回は袋麺のまま作ったので、かなりインパクトのあるビジュアルになりましたが、正直な感想を述べれば、コレ、美味しかったです。袋に熱湯を入れて作る必要は全くありませんが、鍋を使って同じように作り、お湯を捨てた“汁なし辛ラーメン”にすると最高に美味。
韓国の軍隊式“袋ラーメンを袋から直食べ”を「ぜひ試してみてください」とは言いませんが、これをきっかけに筆者は “汁なし辛ラーメン”にハマりました。むしろ汁なしのほうが美味しいかもしれません。
ともあれ、ネトフリの回し者でも何でもないんですが、「D.P.―脱走兵捜査官―」は本当に面白いドラマなので、まだ観てない人はぜひ一度ご覧ください。超面白いですよ。
(撮影・文◎土原亜子)