台湾では一家に1.7台!日本でもじわじわブームの「大同電鍋」って何?

旨みや香りが逃げにくいシンプルな蒸し料理に挑戦

 次に挑戦してみたのは、同じくリーフレットに掲載されている「鶏肉と根菜のサラダ」。なんだかヘルシーな感じがしますし、放っておくだけで料理が完成するのはありがたいですよね。4人分の材料はこちらです。

材料(4人分)

・鶏むね肉……1枚(360g)
・かぼちゃ……1/8個
・ごぼう……1/2本
・れんこん……100g
・しいたけ……4個
・絹さや……10本(オクラでもOK)
・にんじん……1本
・白ワイン……大さじ3
・塩……小さじ1/2
・こしょう……少々
—————————–
【ドレッシング】
・ケチャップ……小さじ1
・マヨネーズ……大さじ2
・塩……ひとつまみ
・こしょう……少々
・牛乳……大さじ3

 食材を食べやすい大きさに切ります。ここで注意したいのが、食材を大きく切りすぎないこと。鶏むね肉はひと口サイズ、ごぼう、れんこん、にんじんは薄切りにしたほうが良さそうです。今回は野菜を乱切りにしたので、火が通るのに時間がかかってしまったので反省……。

できるだけ薄く切ったほうが、短時間で野菜が蒸し上がる。
できるだけ薄く切ったほうが、短時間で野菜が蒸し上がる。

 外釜に200mlの水を入れ、内釜に材料を入れて、塩こしょうで下味をつけます。続いて、内釜に白ワインを注いで内釜フタをし、外釜にセットします。ここは白ワインがなければ、料理酒でもOK。あとは外釜にフタをして、スイッチを入れて20分間蒸しましょう。

レバーを下に動かすと炊飯が開始。レバーが上がれば炊飯は終了する。
レバーを下に動かすと炊飯が開始。レバーが上がれば炊飯は終了する。

 蒸している間に、ドレッシングを作ります。とはいっても、材料をボウルに入れてよく混ぜるだけで構いません。

 蒸し上がった野菜がこちらです。今回は少し根菜が硬そうだったので、再度水を追加して15分ほど加熱しました。

 蒸し終えた野菜をボウルに移し、ドレッシングの半量くらいを加えてよく混ぜます。最後に器に盛り付けたら、残りのドレッシングをかけて完成です。

 野菜の甘みやうま味がしっかり感じられる温野菜のサラダは、シンプルだけど満足感があります。とくに、鶏むね肉はジューシーに仕上がっていて、これこそ蒸し調理ならではのおいしさが楽しめます。

 今年の11月からは、加熱、グリル、煮込み、ケーキの4つの調理モードを搭載したグリル鍋も日本の家電量販店で発売されます。25,000円程度で買えるので、日本の電気調理鍋に比べるとかなりお手頃価格です。

大同電鍋はグリル調理ができないが、それもカバーするのがこのグリル鍋。無水調理が可能で、煮込み料理の際には食材の水分を鍋内で循環させる。
大同電鍋はグリル調理ができないが、それもカバーするのがこのグリル鍋。無水調理が可能で、煮込み料理の際には食材の水分を鍋内で循環させる。

 炊く、煮る、蒸すといった調理がとにかく手軽な大同電鍋。シンプルな操作性は、料理が苦手な人にも抵抗なく使えるはず。多彩な使い方ができるので、自分だけのオリジナルレシピを考えてみるのも楽しそうですね。

●DATA

大同日本

http://www.tatung.co.jp/
大同電鍋日本公式売店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/toj/

●著者プロフィール

取材・文/今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。