話題の電気調理鍋を紹介する本短期連載では、料理好きにおすすめの「バーミキュラ ライスポット」、料理の手間を省きたい人にぴったりな「ヘルシオ ホットクック」を取り上げてきました。そして今回ご紹介するのは、象印の「自動圧力IHなべ EL-MB30」です。
実は、象印は昨今の“電気調理鍋ブーム”以前から自動圧力IH鍋を発売してきたパイオニア的存在。経済評論家の勝間和代さんも2014年発売の「煮込み自慢 EL-MA30」の愛用者であることを過去に公言しています。
筆者も普通の圧力鍋をたまに使いますが、告白すると実はいまだに“正しい圧力鍋の使い方”というのがよくわかっていません……。使うときには火の番をしなければなりませんし、時短にはなるものの多少の面倒さを感じていました。また、大ぶりな鍋なので棚から出し入れするのも面倒です。
そんな圧力鍋の不満をまとめて解消してくれるのが、このEL-MB30の存在。今回は普段圧力鍋で作っている料理をEL-MB30で挑戦して、その使い勝手を検証してみました。
意外と他にはない手ごろなサイズ感!
EL-MB30は一見すると炊飯器のような見た目です。サイズは幅29×高さ25×奥行き37.5cm。5.5合炊きの炊飯器くらいのイメージですね。
実はこのサイズ感も他社製品にはない大きな強み。ほかの電気調理鍋を見てみると、比較的大きなサイズのものが多く、狭いキッチンでは置き場を確保するのに悩みます。しかし、このEL-MB30であれば、そんな悩みはなくなるはず。常に目に付く場所に出しておくことで、利用頻度も高まるでしょう。
ただし、小ぶりなだけあり、家族が多い家庭には向いていません。作る料理にもよりますが、最大4人分くらいですね。逆に、1~2人の小世帯でも使いやすいという一面があるので、まずはそのあたりが購入の検討材料になりそうです。