冷凍も厚切りもどんと来いのトースト機能

ビストロは全面スモークガラスを採用したモノトーンデザインのオーブントースターです。とにかくボタンが少なく、これまでの同社のオーブントースターとは印象が大きく異なります。
ビストロは2枚焼きタイプのオーブントースターですが、2枚焼きとしてはサイズは大きめ。設置場所をあらかじめ検討したうえで購入したほうが良さそうです。とはいえ、操作部はクリックダイヤルと2つのボタンのみで、キッチン家電に特有のごちゃごちゃした感じは一切ありません。

本体前面下部の中央にはフルドット液晶を搭載し、ダイヤルを回してメニューと焼き色を選択したら、あとは「スタート」ボタンを押すだけ。従来の同社のオーブントースターには「トースト」や「そうざいパン」などメニューごとにボタンがあったのですが、ビストロは操作性もシンプルなんです。

ビストロが得意とするのは「厚切りの食パン」と「冷凍の食パン」。もちろん「厚切り&冷凍の食パン」も問題ありません。筆者も専門店で食パンを買うと自宅でカットするので厚切りで楽しむことが多いのですが、意外と焼き加減が難しいもの。そして、食べきれないぶんは1枚ずつラップに包んで冷凍保存するのですが、冷凍した食パンをおいしく焼くには解凍しなければなりません。

しかし、ビストロには「あつぎりトースト」「冷凍トースト」「冷凍あつぎりトースト」モードがあるんです! 今回はあえてスーパーで買える食パンを使って「あつぎりトースト」と「冷凍うすぎりトースト」を試してみました。

どちらも表面はサクッと香ばしく、なかはふわふわに仕上がっていました。冷凍の食パンを使ったトーストのほうは冷凍していたぶん、生のまま焼いた食パンよりも水分量が少なく感じましたが、なかまでホカホカの状態で、温度ムラも感じません。

この絶妙な仕上がりのカギとなるのは、「インテリジェント制御」と「遠近トリプルヒーター」。インテリジェント制御では、「パンが厚切りか薄切りか」「常温か冷凍か」を選ぶだけで、庫内温度や電圧などの環境に応じて7200通りのプログラムの中から最適な焼き方を選んでくれます。また、トーストの中と外を同時に加熱する遠近トリプルヒーターのおかげで、冷凍の食パンや惣菜パンも芯まで温めてくれるんです。