肉の脂を閉じ込めるようにしながら焼き上げる

ようやくやきまるでの調理開始です。まずはプレートを強火でしっかり熱してから、塊肉とハンバーグをのせます。載せた途端に肉の焼けるいい音がして、これだけで食欲を刺激されるはず。

こんなに大きな塊肉がプレートで焼けるのかが不安でしたが、オンラインでひっくり返すタイミングなどをレクチャーしてくれるのはありがたかったです。焼いている最中は少し火を弱めるのですが、それでもやきまるは直火なのでしっかり火が入っているのがわかります。

全体をまんべんなく焼く必要があるので、ハンバーグを立てて焼いたりもするのですが、このために立方体に成形するのかと納得。蒸し焼きにしなくても、こうして表面をじっくり焼いていけば、中が生焼けになることはありません。
オリジナルの牛醤をかけると旨み倍増

焼き上がったら、塊肉はアルミホイルに包んで5分ほど寝かせます。こうすることで肉汁が流れてしまうのを防げるんです。寝かし終えた塊肉をカットしてみると、きれいなミディアムレアに焼き上がっていました。
まずは何もつけずにそのまま食べてみるのがおすすめ。肉の旨み、脂の甘み、肉質の柔らかさの三拍子が揃った最高の仕上がりに舌鼓を打たずにはいられません! こんなにおいしいお肉が家で食べられるなんてありがたい限りです。
続いては、セットに同梱されていた「牛醤油」を使います。熟成肉をおいしく食べるために作られた調味料で、ステーキやハンバーグはもちろん、炒めものなどに数滴かけてもいいそうです。

塊肉に数滴かけると肉の旨みが倍増する感じがあり、まさに悪魔的なおいしさすらあります。ハンバーグにもかけてみましたが、個人的にはこれが大ヒット。ハンバーグの肉自体がおいしいので当然ではありますが、別の料理かと思うくらい味わいの幅が広がりました。

第一弾となる今回のプロジェクトは、牛一頭分=500セットの販売を予定しており、急がないとなくなる可能性もあるので要注意。自宅で最高の和牛を楽しみたい人は必見です!
●著者プロフィール
今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。