レモンサワーの達人、田中開×レモンザムライが語る! 「本当に旨い」缶チューハイの条件とは?

達人がハマった「本搾りTM」の特別感

編集部:レモンサワー専門店が次々にできていますが、缶チューハイ製品も増えている印象ですか?

レモンザムライさん:めちゃめちゃ増えてますよ。アルコール度数が高いものから果汁ぎっしりのもの……スーパーの陳列を見ても、レモンサワーを謳った缶チューハイは2、3年前に比べて3倍くらいに増えたんじゃないかと。その中で、僕が5年前くらいに飲んで衝撃を受けたのが「本搾りTM」なんです。

編集部:どんなところが衝撃的だったんですか?

レモンザムライさん:シンプルで飲みやすい。缶にも書いてありますが、お酒と果汁だけ。香料、酸味料、糖類も入ってなくて、本来の素材の味がします。家でここまで素材の味を楽しめる缶チューハイは、少ないと思います。

田中さん:僕はあまり家で缶チューハイを飲む機会がなかったのですが、もっと甘いと思ってたんで、ほんとスッキリしてる。新鮮ですよね。

レモンザムライさん:このスッキリ感は、さっき言ったみたいな「日本人好みの飲みやすさ」とか、「若い人たちの間でレモンサワーが流行ってる」というニーズに合致してるんじゃないですかね。僕自身はお酒全般飲みますが、このレモンサワーは「飲み疲れ」しないのが気に入っています。それと、食の邪魔をしないのもいい。実際、料理家さんや料理が好きな人にも人気が高いみたいです。

田中さん:なるほど、普段の食事にもぴったりだね。お店のようなレモンサワーを作ろうとしたら手間がいるけど、こういう缶なら、忙しいときの夕食時でも気軽に飲めるよね。

レモンザムライさん:僕もレモンサワーを研究してた頃は、家で漬け込んだりとか、ソーダストリームでソーダ作って、ベースは何にするかとか、いろいろやったけど、面倒くさいんですよね(笑)。一回りして「本搾りTM が一番いいじゃん」みたいな。この味を家ですぐ飲めるのは最高にいいですよ。たぶん、多少こだわりを持ってる一般の方や、これまで缶チューハイが苦手だった人も、飲んだら同じことを感じるんじゃないかな。

開放感とともに「本搾りTM」を楽しみたい

編集部:スッキリした果実感に定評のある「本搾りTM」ですが、ちょい足しアレンジのような楽しみ方はありますか?

田中さん:ちょっと甘さが欲しい人は、ハチミツを溶かして飲むといいですよ。レンジにかければ簡単にホットレモンになります。僕は、なるべく地元の近くでとれたハチミツを買って、ホットレモンの味わいを楽しんでいます。

編集部:「本搾りTM」と一緒に楽しんでいる料理はありますか?

レモンザムライさん:最近はもっぱらタン塩ですね。そもそも牛タンはレモンを絞ると美味しいわけだから、合わないわけがない(笑)。スッキリしているので揚げ物とか脂の多い料理と飲むことも多いです。

田中さん:僕は、個人的には何でもマリアージュしようとする文化はちょっと違うかなと思ってて(笑)。美味しいレモンサワーは、自分が美味しいと思う食べ物と一緒に、自由に楽しめばいいと思う。それより、手軽な缶製品は、いつ、どこで飲もうか、誰と飲もうか、そういうことを考えた方がよっぽどクリエイティブだと思うんです。

レモンザムライさん:シチュエーション、大事ですよね。

田中さん:僕だったらビーチに持っていきますね。こういう飲みやすい炭酸はね、開放感のあるところでプシュッとやって、大きく口を開けてゴクゴク飲むのがいいんですよ。ビール代わりに「本搾りTM」、仲間と海や山に持っていくのっていいじゃないですか。

 というわけで、2時間半にわたった濃密なレモンサワー談義は無事に終了。レモンサワーに一家言持っているスペシャリストの対談だけあって、マニアックなウンチクも盛りだくさんでしたが、お二人のお話を聞くと、近年のレモンサワーブームや、「本搾りTM」の売れ行きが絶好調なのも腑に落ちるような気がします。

 KIRINの担当者さん曰く、「本搾りTM」の開発は、初代開発者が一軒一軒、居酒屋を訪れ、お店の生搾りチューハイを飲み歩くところから始まっているとのこと。やはり、支持あるものにはワケがある。レモンザムライさんの商品も、『The OPEN BOOK』のレモンサワーも、そして「本搾りTM」の実直なバランスも、自らの足で美味しさを探求し、多くの試行錯誤を重ねて作られているんですね!

 最後に、ぜひとも忘れないでほしいのが、乾杯前の「本搾りTM」は一度「逆さ缶」にしておくこと。すでに多くのファンが知っているテクニックですが、底に沈殿していたたっぷりの果汁が缶全体に行きわたります。

 今回ご紹介した「レモン」のほか、ラインナップは「グレープフルーツ」「オレンジ」「ピンクグレープフルーツ」の4種。季節限定のフレーバーも登場するので、公式ホームページでチェックしてみてくださいね。

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