祝解禁! 食通が注目する「アンリ・フェッシ」のボージョレ・ヌーヴォとは?

アンリ・フェッシ社はなぜ美味しいのか?

 アンリ・フェッシ社の創業は1888年。130年の伝統を誇る老舗ワインメーカーです。「クリュ・ドュ・ボージョレ」と呼ばれるボージョレ地区で最も格付けの高い10の村の畑のうち9つに自社の畑を所有しており、手摘みによるブドウの収穫や伝統的な醸造方法など、独自のポリシーに基づくワイン造りにより、高品質で個性豊かなワインを産出しています。

 同社のボージョレ・ヌーヴォは、権威あるコンクール「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォ」の金賞を2015年以来4年連続して受賞するなど、フランス本国だけでなく世界中で高い評価を獲得。日本のワイン通の人々も、今年のアンリ・フェッシのヌーヴォの出来について、解禁前から話題にしているほどです。

 多彩なラインナップが登場している同社のボージョレ・ヌーヴォから、特に注目の2本をご紹介しましょう。

ボージョレ・ヌーヴォ2018

華やかなラベルが目を引くアンリ・フェッシ社の「ボージョレ・ヌーヴォ2018」2,180円。今年はフレッシュな中にも豊かな味が楽しめる
華やかなラベルが目を引くアンリ・フェッシ社の「ボージョレ・ヌーヴォ2018」2,180円。今年はフレッシュな中にも豊かな味が楽しめる

 というわけで、いざ試飲。まずは「ボージョレ・ヌーヴォ2018」から。ベリー類のアロマに加え、ヌーヴォには珍しいカシスや桑の実など果皮が黒めの果実の香りも加わっており、今まで以上に複雑なニュアンスを感じることができます。

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ“マリオン”2018

ストーリーも楽しめる特別な1本、ワイルドローズの華やかなラベルに彩られた“ヌーヴォの箱入り娘”「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ“マリオン”2018」5,000円
ストーリーも楽しめる特別な1本、ワイルドローズの華やかなラベルに彩られた“ヌーヴォの箱入り娘”「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ“マリオン”2018」5,000円

 アンリ・フェッシ社はスタンダードなヌーヴォだけでなく、毎年数量限定の“スーパープレミアム・ヌーヴォ”を提供することでも有名です。

 今年の特別な1本は「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ“マリオン”2018」。“マリオン”とは、創業者のアンリ・フェッシの娘さんの名前から付けられました。この“マリオン”は、クリュ・ドュ・ボージョレの1つ、“ボージョレの女王”といわれるフルーリー村のブドウを厳選して作られています。

 フルーリー村に自生するワイルド・ローズが彩るラベルやギフトボックスに入った、まさに“箱入り娘”。味わいだけでなく、その背景にあるストーリーにも思いを馳せることができるヌーヴォです。

 さて、注目の“マリオン”の味は、一言でいうとエレガント。凝縮感のある味わいの中に、フランボワーズやカシスのニュアンスが加わり、さらにプルーンのような重厚なドライフルーツの風味も感じられます。軽やかで優美な舌触りが持ち味といえるでしょう。

 この“マリオン”は日本のみで数量6,000本での限定販売。ホームパーティーなどの華やかなシーンでぜひお薦めしたい一本です。

左から「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ2018」、「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ・アンフォゲッタブル2018」(共に2,500円)、「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ“マリオン”2018」(5,000円)、「オマージュ・ア・アンリ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ2018」(6,000円)、「アンリ・フェッシ・フルーリー・シャトー・デ・ラブロン2013」(3,170円)
左から「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ2018」、「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ・アンフォゲッタブル2018」(共に2,500円)、「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ“マリオン”2018」(5,000円)、「オマージュ・ア・アンリ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ2018」(6,000円)、「アンリ・フェッシ・フルーリー・シャトー・デ・ラブロン2013」(3,170円)

 ワイン好きの好みも様々ありますが、それに応えるように、アンリ・フェッシ社のヌーヴォもバラエティに富んでいます。

 これまでヌーヴォは赤が一般的でしたが、白やロゼ、スパークリングのヌーヴォも登場しています。スタンダードからプレミアムまで、ずらりと勢ぞろいしているので、必ずお気に入りが見つかると思いますよ。

今回の解禁日に合わせて、アンリ・フェッシ社の醸造責任者、ローラン・シュヴァリエ氏も来日
今回の解禁日に合わせて、アンリ・フェッシ社の醸造責任者、ローラン・シュヴァリエ氏も来日

 長い伝統と確かな技術に裏打ちされたアンリ・フェッシ社のボージョレ・ヌーヴォ。一緒に飲む人や場所、料理に合わせて、さまざまなチョイスが可能になっています。平成最後となるボージョレ・ヌーヴォを、ぜひ家族や仲間と楽しんでみてはいかがでしょうか。

●DATA

アンリ・フェッシ社

https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/henryfessy/
※全て税別