祝解禁! 食通が注目する「アンリ・フェッシ」のボージョレ・ヌーヴォとは?

祝解禁! 食通が注目する「アンリ・フェッシ」のボージョレ・ヌーヴォとは?
食楽web

 毎年恒例のワインの一大イベント、11月第3木曜日のボージョレ・ヌーヴォの解禁日がやってきました!

 原産地フランス・ボージョレ地区は、今年は夏が暑く雨が少なかったためブドウの生育が早く、例年以上の収穫量となりました。そのためボージョレ・ヌーヴォの出来も非常に良いと、早くもワイン通の間では評価は上々。

 平成最後となる今年のヌーヴォ、期待が高まるその味をご紹介する前に「ボージョレ・ヌーヴォ」とはどんなワインなのか、簡単におさらいしておきましょう。

「ボージョレ・ヌーヴォ」はフランス南部の一大ワイン産地・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で、その年の収穫されたガメイ種のブドウから作られるワインです。

 通常のワインは、収穫したブドウを一度潰してから発酵させますが、ヌーヴォはブドウを房のままタンクに入れ、ブドウ自身の重みで流れてきた果汁を発酵させてワインにします。短期間で作られるため、渋みが少ないフレッシュな味わいがヌーヴォの持ち味です。

 もともとヌーヴォは、その年に収穫されたブドウの品質を確かめる試飲用のワインとして地元で飲まれてきました。それがパリを中心に世界中に広まり、1984年には正式に11月の第3木曜日を解禁日にすることになったのです。

 日本では、時差の関係で本国フランスより早く飲めることもあり、ワイン・イベントとして早くから定着、毎年大きな盛り上がりを見せています。今年の日本へのヌーヴォの輸入量は、ボトル換算でなんと480万本以上。

 この中でも、近年ワイン通の間でとりわけ熱い視線を浴びているのが、アンリ・フェッシ社のボージョレ・ヌーヴォ。一体なぜ、同社のワインはスペシャルなのでしょうか。