一部でプロ級の舌を持つと噂のタクシー運転手・荒川治さんに教えてもらう「東京B級グルメ案内」。今回は夏休み特別編。荒川さんが「とにかく魚が絶品の宿です!」と絶賛する千葉県勝浦市の民宿『くろえむ荘』をご紹介します。
モーレツな暑さが続きますが、学生たちが夏休みに入り、都内はなんとなくのんびりムード。こんな時に思い出すのは海水浴です。今回オススメする民宿『くろえむ荘』は、海水浴場が連なる千葉県の南房総・勝浦市にあります。勝浦市は、黒潮の影響を受ける海洋性気候で、8月でも平均気温が約25度。夜でも30度を超える熱帯夜が少なく、千葉県でも屈指の“避暑地”と言われる場所です。さらに名産は、勝浦漁港に水揚げされる新鮮な魚。ひんやり冷たいお刺身が食べたくなる今の時期にぴったりです。
『くろえむ荘』はそんな勝浦の海から2分の場所にあり、昼も夜も海風がそよそよと抜ける気持ち良い位置にあります。
宿は、田舎の“親戚ん家”といった佇まいで、ガラガラっと扉を開けると、これまた親戚の叔母さんのような気さくな女将・鈴木淳子さんが出迎えてくれます。「こんな民宿にようこそ!」と太陽のような明るい笑顔。