【週末旅グルメ】熱海の一日ひとり旅で訪れたい！ 海鮮からスイーツまで地元民イチオシの4軒

海鮮丼モーニングを求め、網代駅へ

　熱海駅から伊豆線に乗り換えて、網代駅へ。約12分で到着しました。網代は干物が有名で、小さな漁港ですが漁業が非常に盛ん。鮮魚を食べるなら網代まで足をのばす価値のあるスポットです。

　そんな網代市内において“美味しい魚を食べるならココ”と言われているのが、『漁師家 大次郎丸』です。旬の魚を食べられる食事処で、実はモーニングをやっている貴重な店なのです。

　8時30分から10時までがモーニングの時間帯で、日替わりの漬け丼をはじめ、旬の時期にはしらす丼なども楽しめます。

　着丼して、絶句！ 思わずもう一度メニューを開いて価格を確認してしまいました。大将、これは安すぎ。海の恵みと大将に感謝しなければバチが当たりそうだと、丼の中で神々しく輝くブリを見つめて合掌。肉厚の身を箸で持ち上げていただきました。

　脂ののったブリは舌の上でゆっくりととろけます。漬けの醤油タレがまた塩梅よくて、脂の甘みを引き立てますよ。血合いの部分も一切くさみがないのは新鮮な証拠ですね。このレベルの鮮魚を朝から食べられるのは、本当に贅沢。ランチやディナーも営業していますので、熱海市でおいしい魚を食べるなら足をのばす価値のある店です。

デザートは別腹！ 『菓子補 間瀬』の季節限定「いちご大福」

　お腹がいっぱいになったところではありますが、デザートは別腹ということで、1872年創業の『菓子補 間瀬』に寄り道しました。伊豆線は30分に1本の間隔で運行していますので、喫茶室のある網代駅前店で電車が来るまでお茶をしながら待つのも良いですね。

　お目当ては、季節限定の「いちご大福」。静岡県産のいちごが丸ごと、ほっくりと炊かれた北海道産の小豆あんと真っ白なお餅で包まれています。いちごの甘酸っぱさとあんこのやさしい甘さが絶品ですよ。梅味の餡と密漬けの梅の入った「梅一輪」（3月3日まで予定）もおすすめです。