【検証】カップヌードルの「謎肉まみれ」「イカまみれ」の謎肉&イカの量はどれほど多いのか? 味と一緒に確かめてみた!

イカまみれは本当にまみれているのか?

左が「シーフードヌードル イカまみれ」、右が通常の「シーフードヌードル」
左が「シーフードヌードル イカまみれ」、右が通常の「シーフードヌードル」

 続いて、通常の「シーフードヌードル」と「シーフードヌードル イカまみれ」を比較したいと思います。

「シーフードヌードル イカまみれ」351kcal、通常の「シーフードヌードル」340kcal。「謎肉まみれ」と同様、イカが増えても通常品とカロリーはさほど変わりません。

左が「シーフードヌードル イカまみれ」、右が通常の「シーフードヌードル」
左が「シーフードヌードル イカまみれ」、右が通常の「シーフードヌードル」

 フタを開けてみると、「イカまみれ」のほうは、白のイカが目立ちます。ただ、「謎肉まみれ」ほど“まみれている”感じもありません。タマゴは確認できますが極小。そして、通常の「シーフードヌードル」に入っている赤いカニカマは1個も入っていません。

左が「シーフードヌードル イカまみれ」のイカ、右が通常の「シーフードヌードル」のイカ
左が「シーフードヌードル イカまみれ」のイカ、右が通常の「シーフードヌードル」のイカ

 イカ(“ほぼイカ”を含む)の数を数えようとしたんですが、割れたり、欠けていたりしていたので、今回は計量のみにします。

・「シーフードヌードル」2g
・「イカまみれ」4g

 あれ? 日清食品によれば、「シーフードヌードル イカまみれ」は、通常品の約3倍量のイカと“ほぼイカ”が入っている、とのことでしたが、これでは2倍です。

熱湯を注いで3分。左が「シーフードヌードル イカまみれ」、右が通常の「シーフードヌードル」
熱湯を注いで3分。左が「シーフードヌードル イカまみれ」、右が通常の「シーフードヌードル」

 とりあえず、食べてみることに。まず、スープの味。比べるとちょっと違います。「イカまみれ」は、海鮮の風味がやや強いです。

とりあえず、食べてみることに。まず、スープの味。比べるとちょっと違います。「イカまみれ」は、海鮮の風味がやや強いです。
とりあえず、食べてみることに。まず、スープの味。比べるとちょっと違います。「イカまみれ」は、海鮮の風味がやや強いです。

 そして具材の違い。

「イカまみれ」は弾力のあるイカが多い分、その歯ごたえが楽しい。通常のシーフードヌードルに入っているタマゴやカニカマがなくても、それを補って余りある美味しさだと思いました。ですが、通常品と比べて大きな差があるとは言い難いです。

まとめ

左下:「カップヌードル謎肉まみれ」、左上、「シーフードヌードルイカまみれ」、右下、通常の「カップヌードル」、右上、通常の「シーフードヌードル」(食楽web)
左下:「カップヌードル謎肉まみれ」、左上、「シーフードヌードルイカまみれ」、右下、通常の「カップヌードル」、右上、通常の「シーフードヌードル」(食楽web)

 というわけで結論です。

「謎肉まみれ」、「イカまみれ」のテレビCMでは、最後に「でも普通のほうが旨い」と言っていますが、その通りかもしれません。謎肉やイカが増量されても、スープや麺の味わいがさほど変わらないからです。

 具材が増えたのは面白いのですが、エビやタマゴやカニカマなどの通常の具材が減った分、総合すると、プラマイゼロ。いや、普通の方がいい。できれば、通常の具材はそのままに、謎肉やイカを増やしてほしかった、というのが正直なところです。

(撮影・文◎土原亜子)