吉野家が激推し中の「から揚げ」は牛丼orカレーどちらに合うか? 検証してみた!

カリサクのから揚げ+柔らかい牛肉とのコンビで、ご飯が進みまくり!

「から牛」(テイクアウト)
「から牛」(テイクアウト)

 とはいえ、『吉野家』の牛丼やカレーの良い香りがする店頭で、「から揚げだけ」に絞り込んでいただくことに、やや躊躇する人もいるかもしれません。そこで『吉野家』が展開する「から揚げ+牛丼」「から揚げ+カレー」のメニューをテイクアウトし食べ比べしてみることにしました。

『吉野家』のから揚げは、牛丼とカレー、どちらに合うのでしょうか? まずは「牛丼+から揚げ」の相盛りである「から牛」を食べてみることにしました。

牛丼のアタマとから揚げを一緒にいただく背徳感がたまりません!
牛丼のアタマとから揚げを一緒にいただく背徳感がたまりません!

 柔らかく煮込まれた牛丼のアタマに対し、カリカリサクサクのから揚げの食感の違いがまず楽しいです。そして、から揚げに牛丼のアタマを巻いていただいた時の背徳感が堪りません。ご飯がガンガン進みます。まさに足し算の極みのような強い味わいですが、たとえば外回りの仕事で動き回った後、ヘトヘトの体にエネルギーチャージする意味でガッツリ満たしたいときなんかには最高のペアリングだとも思いました。

「から牛」にはデフォルトで生野菜がついていますが、さらにバランス良く栄養を摂りたい場合には、単品の「生野菜サラダ」などを追加すると良いようにも思いました。

スパイシーかつ奥ゆかしいカレーに、から揚げがアクセントになる!

「から揚げスパイシーカレー」(テイクアウトし、お皿に盛り直したもの)
「から揚げスパイシーカレー」(テイクアウトし、お皿に盛り直したもの)

 続いて「から揚げ+カレー」の「から揚げスパイシーカレー」をいただいてみます。まず、カレーのスパイシーなアタックを感じますが、その奥底で広がるコク深い味わいに感動しました。このカレーが実に旨くて、筆者個人的には、人気カレーチェーンの美味しさにも負けず劣らずだと思いました。

スパイシーで味わい深いカレーに、から揚げの食感がアクセントになります!(食楽web)
スパイシーで味わい深いカレーに、から揚げの食感がアクセントになります!(食楽web)

 まろやかな質感のカレーですが、ここにカリカリサクサクのから揚げが加わることで絶妙なアクセントとなりました。さらにから揚げ、カレー双方の味を引き立てる効果もあり、ただでさえ美味しいカレーをさらに美味しく、濃厚な味わいのから揚げをさらにスパイシーにしてくれるように思いました。

 ただし、「から牛」同様、結構パンチがある一食になることは間違いないため、できればやはり「生野菜サラダ」を追加するとより良いのではないかとも思いました。

甲乙つけがたいものの、ニーズに合わせて選べば良い!

とにかく完成度の高い吉野家のから揚げ。ぜひ一度食べてみてください!
とにかく完成度の高い吉野家のから揚げ。ぜひ一度食べてみてください!

「から揚げ+牛丼」、「から揚げ+カレー」のどちらも絶品かつ濃厚な味わいには違いはなく「こっちが絶対オススメ!」とは言い難く感じました。他方、その日の気分次第でチョイスを変えると良いようにも思います。「栄養をつけてガッツリ食べまくりたい」場合は「から牛」、「比較的サラッと、でも相応のうまみも楽しみたい」場合は「から揚げスパイシーカレー」……こんなふうに変えて楽しむと良さそうです。

 もちろん、「いやいや、から揚げ一択だ!」というのももちろんアリ。から揚げメニューにはデフォルトの「から揚げ定食」「から揚げ丼」のほかにも、「ねぎ塩から揚げ丼」「ねぎ塩から揚げ定食」「油淋鶏から揚げ丼」「油淋鶏から揚げ 定食」「タルタル南蛮から揚げ丼」「タルタル南蛮から揚げ定食」など、『吉野家』のから揚げを思いっきり味わえるメニュー展開もあります。

●まとめ:『吉野家』のから揚げは、濃いめの味なのに後味サッパリの完成度の高い味だった。牛丼・カレーといただく際は、その日の気分でチョイスを変えてみると◎

 最後に、メールで回答をもらった『吉野家』担当者のコメントもご紹介します。

「『吉野家』のから揚げは、発売以来研究を重ねてリニューアルを加えてきたメニューです。一般的なから揚げと比較すると1.5倍以上もの大きさのビッグサイズであり、味・食べ応えともにご満足いただけるものに仕上げました。単品でも美味しく、もちろんご飯・お酒のおつまみ双方に合います。ぜひ一度ご賞味いただければ幸いです」(担当者)

 担当者も自信たっぷりの完成度の高いから揚げ。現状では全国の3分の2の店舗のみで展開です。ただし、『吉野家』の発表によれば、今後はさらにから揚げ専用のフライヤーの補充を進めていき、大半のお店でから揚げが食べられるようになるとのこと。今後の動向にも注目していきたいですね。

(撮影・文◎松田義人)