一番美味しいのはコレ! セブン・ローソン・ファミマの 「明太パスタサラダ」を食べ比べてみた

まずはセブンとローソンの明太パスタサラダを比較!

左の丸いのがセブン、右の四角いのがローソン。
左の丸いのがセブン、右の四角いのがローソン。

 最初はセブンイレブンの「香り箱と大葉の明太子パスタサラダ」から。

 丸いプラの蓋を開けると、大葉、キャベツ、ニンジン、レタスなどのたっぷり野菜と、大きなカニカマ、そして下には冷たいパスタ。さらに明太子クリームソースがカップに入って別添えになっています。

セブンイレブンの「香り箱と大葉の明太子パスタサラダ」356円
セブンイレブンの「香り箱と大葉の明太子パスタサラダ」356円

 ちなみに、3つのコンビニの中では、野菜の量がもっとも多く、中でも、開けたときの大葉の爽やかな香りで、蒸し暑さが癒やされるよう。パスタは、3つのコンビニの中では、ちょうど中間くらいの太さです。

セブンのソースは、明太子の粒々感があるクリーミータイプ
セブンのソースは、明太子の粒々感があるクリーミータイプ

 明太クリームソースは、クリーミーではあるものの、さらっとしていて、明太子の粒々感もあり、マヨネーズ感は抑えめ。濃厚な明太味を感じられるソースと言えます。

 混ぜて食べると、ソースが絡んだパスタのなめらかさと、時折キャベツのシャキシャキ感も顔をのぞかせたりして、非常に食感が心地よいです。ソースも実はあっさりしていて、とても食べやすいタイプでした。

ローソンの「たんぱく質がとれる蒸し鶏明太パスタサラダ」

ローソンの「たんぱく質がとれる蒸し鶏明太パスタサラダ」は蒸し鶏がしっかり入っています
ローソンの「たんぱく質がとれる蒸し鶏明太パスタサラダ」は蒸し鶏がしっかり入っています

 続いて、ローソンの「たんぱく質がとれる蒸し鶏明太パスタサラダ」です。こちらは四角いプラで、具材はレタス、ニンジン、大根、大きなほぐし蒸し鶏、さらにほぐし明太子。その下に冷たいパスタ。別添えの袋に明太クリームソースが入っています。

 セブンのよりパスタが太めで、茹で置きっぽいムチっとした感触があります。

左がセブン、右がローソン。パスタの太さの違いがわかります
左がセブン、右がローソン。パスタの太さの違いがわかります

 明太クリームソースは、セブンとは違い明太子の粒感は少なめ。ただ、具材として“ほぐし明太子”がカップの中に入っており、これを混ぜ合わせると一気に明太子感が強くなります。特徴的なのは、ソースのマヨネーズ感が強めで、ねっとりしている点です。ただ、味が濃すぎてややくどい感じも…。

ローソンのソースは、マヨネーズ感が強めの明太クリーム。
ローソンのソースは、マヨネーズ感が強めの明太クリーム。

 具材の蒸し鶏にもこの濃厚なソースがぴたりと合います。しかも麺が太いので、食べごたえもあり、パスタサラダという名前ではありますが、サラダ要素よりも、冷製パスタのような食事として満足感が得られるタイプでした。

ファミマの「博多明太子と高菜のパスタサラダ」

ファミマの「博多明太子と高菜のパスタサラダ」360円
ファミマの「博多明太子と高菜のパスタサラダ」360円

 最後はファミマの「博多明太子と高菜のパスタサラダ」。

 具材は、水菜、大根、玉ネギ、高菜漬け、ほぐし蒸し鶏、ほぐし明太子。そしてカップに明太子ソースが入っています。このソースは、セブンやローソンと違ってマヨネーズやクリームが入っていない、いわゆるサラサラのドレッシングタイプです。

パスタが細いのが特徴。ソースはあっさりした明太ドレッシング
パスタが細いのが特徴。ソースはあっさりした明太ドレッシング

 そして、麺は3社のなかで最も細め。ドレッシングがあっさりしているので、マヨ好きには少々物足りないかもしれませんが、高菜漬けが入っているので、味に奥行きがあります。ただ、麺が細いのとドレッシングの軽さもあって、これだけではやや物足りなさを感じるのも事実。

 というわけで、3つを食べ比べると、味や方向性の違いが歴然。個人的な好みですが、それぞれの特徴をまとめておきます。

【セブンイレブン】
・明太クリームソースが美味しい
・野菜が多いのも嬉しい
・パスタの太さも量もちょうどいい

【ローソン】
・明太クリームソースのマヨネーズが濃すぎてややくどい
・野菜が少ないので、マヨネーズでパスタを食べている感じがする
・ただ、鶏肉によってタンパク質が摂れる点は高評価

【ファミマ】
・ソースはあっさり&さっぱりしているので、食欲がないときにはいい
・しかし、1食としてはかなり物足りなさを感じる

ちなみに、筆者がリピートしたいのはダントツでセブンイレブンの「香り箱と大葉の明太子パスタサラダ」でした。

(撮影・文◎土原亜子)