立ち蕎麦チェーン『ゆで太郎』が手掛ける“もつ煮定食”チェーン『もつ次郎』はウマいのか? 実食してきた!

もつを中心に多彩なメニューを展開

『もつ次郎』のメニュー
『もつ次郎』のメニュー

 筆者が向かったのは群馬・高崎にある『ゆで太郎 もつ次郎 高崎問屋町店』。『ゆで太郎』なのか『もつ次郎』なのか、どっちなんだ! と言いたくなる店名ですが、これは間違いではありません。こちらは『ゆで太郎』と『もつ次郎』を併設して展開すお店です。

 お店の入り口にある券売機では『ゆで太郎』『もつ次郎』双方のメニューをオーダーでき、筆者はスタンダードな「もつ煮定食」を選択。無料でできるという大盛りにすることにしました。ところ、『もつ次郎』は「もつ」をテーマにしたラインナップがかなり豊富で、にんにく増しにしたり、Wにしたり、ニラを加えたりしたものもできるようです。さらに、「炒め」があったり、もつ煮のスープをベースにした「もつ鍋ら~めん」というメニューもあったりして、これらもかなり興味をそそられました。

臭みナシ・煮詰まりナシの上品なもつ煮が絶品!

「もつ煮定食」730円(税込)
「もつ煮定食」730円(税込)

 券売機で買った券を、厨房のカウンターに持っていくと、店員さんがすぐにメニューを作ってくれます。『ゆで太郎』のシステムがそのまま流用されていて、極めて短時間でご飯にありつけるのは忙しい人にはかなり嬉しいものです。数分でサーブされた「もつ煮定食」は、メインのもつ煮を中心に、漬物、冷奴、お吸い物がついたものでした。

 さっそくいただきましたが、まず驚きなのが、メインのもつ煮の美味しさ。臭みはいっさいなく、煮詰まり感もありません。じっくり弱火で調理されているのか、繊細かつ丁寧に煮込まれていることがよくわかりました。

臭みがいっさいなく、煮詰まり感もない上品な味わい
臭みがいっさいなく、煮詰まり感もない上品な味わい

 見た目よりもずっとシンプルな味で、口の中で旨みが優しく広がっていくような印象を受けました。このデフォルトメニューなら、女性や子どもでも美味しくいただけそうです。さらに味にパンチを加えたい場合は、前述のようなにんにく増しなどにすれば、満足できることウケアイです。

豊富な調味料で味変も楽しめる

味変アイテムが豊富で自分好みにカスタムができる
味変アイテムが豊富で自分好みにカスタムができる

 さらに嬉しいのが、無料で使える豊富な調味料類。唐辛子だけでも「一味」「七味」があり、さらに「赤鬼」という激辛唐辛子もあります。唐辛子はもつ煮に欠かせないアイテムですが、これらをうまく使えば、もつ煮定食の味変を楽しみながらいただけそうです。

 一方、筆者が感動したのがお吸い物の美味しさ。『もつ次郎』のもつ煮定食は、前述の通り比較的上品な味わいですが、味噌ベースの味ではあります。それとコントラストをつけるために用意されたお吸い物は、透き通った出汁で、これまた旨みたっぷり。胃を優しく包み込んでくれます。

『もつ次郎』が静かに店舗数を増やし、各地で絶大な支持を得ている理由がわかった気がしました。

●まとめ:『ゆで太郎』が始めた『もつ次郎』は、噂通り味・コスパともに最高で、大ブレイク必至の要注目チェーンだった!

 想像以上の感動を覚えた『もつ次郎』。ジワジワ店舗数が増えている理由がわかった気がします。さらに、テイクアウトメニューや、持ち帰りできる1キロパックもあるので、今度『もつ次郎』がある街に行った際には、こういった「お土産」を買って帰るのもおすすめかもしれません。

 大ブレイク必至の『もつ次郎』。ぜひ一度行って、繊細な味と、コストパフォーマンスの高さを実感してみてください!

(撮影・文◎中西ふみえ、松田義人)

●DATA

ゆで太郎 もつ次郎

https://yudetaro.jp