マックのポテトS・M・Lの本数を数えて判明した「最強におトクなサイズ」とは?

Sは40本、Mは76本、Lは111本だった!

左から、マックフライポテトのS、M、Lサイズ。
左から、マックフライポテトのS、M、Lサイズ。

 まずは、グラムを測ってみます。結果は以下のとおり。

・S:190円・55g(1gあたり3.45円)
・M:330円・108g(1gあたり3.05円)
・L:380円・169g(1gあたり2.24円)

 ご覧の通り、1gあたりの価格を算出したところ、圧倒的にコスパが良いのはLサイズ。では、本数はどうでしょうか。一本ずつ数えてみます。

 まずはSサイズから。長いものから順番に並べてみたのが次の画像です。

マックフライポテトのSを並べてみた図
マックフライポテトのSを並べてみた図

 集計してみると、Sサイズは合計40本。そして、一番長いのが12cm、もっとも短いのが1.5cm。このうち、長さが4cm以上のポテトは20本ありました。

 ちなみに、長さ4cm以上と長くて立派で食べごたえのあるポテトの割合を、「有効ポテト率」と勝手に名付けて算出してみると、Sサイズは全体の50%ありました。つまり1袋の半分の20本は、長いポテトが食べられるということ。

 続いて、Mサイズを数えてみましょう。

マックフライポテトのMを並べてみたところ
マックフライポテトのMを並べてみたところ

 Mサイズの本数は合計76本ありました。最長が12.5cm、最短が1.5cm。さらに長さ4cm以上のポテトは50本。「有効ポテト率」は約66%です。さすがにSより有効ポテトの総数が多く、2人でシェアしたとしても、長いポテトを1人25本食べられる計算です。

 最後に、1グラムあたりのコスパが最も優れているLサイズを数えてみます。

マックフライポテトのLを並べてみたところ。
マックフライポテトのLを並べてみたところ。

 Lサイズは、合計111本でした。最長が11cm、最短は1.3cm。さらに長さが4cm以上の“有効ポテト”は77本。有効ポテト率は約69%です。2人でシェアしても長いポテトが38か39本は食べられるということです。

 というわけで、結果をまとめてみます。

【S(190円)】
・グラム数:55g(1gあたり3.45円)
・本数:40本(1本あたり4.75円)
・有効ポテト率:50%(4cm以上は20本)

【M(330円)】
・グラム数:108g(1gあたり3.05円)
・本数:76本(1本あたり4.34円)
・有効ポテト率:66%(4cm以上は50本)

【L(380円)】
・グラム数:169g(1gあたり2.24円)
・本数:111本(1本あたり3.42円)
・有効ポテト率69%(4cm以上は77本)

Lサイズを計量すると169g
Lサイズを計量すると169g

 というわけで、一番コスパがいいのはやはりLサイズだと判明。

 例えば、2人でマックに行って、それぞれSサイズ(190円)のポテトを2つ買うと380円。Lサイズは1個380円なので、同じ値段です。

 しかし同額なら、Lサイズを1つ買ってシェアするほうが量も本数も明らかに多い。しかも、Sでは4cm以上のポテトが20本しか食べられませんが、前述の通り、Lサイズをシェアした場合37本か38本は食べられるわけです。

こちらはMサイズ。108g
こちらはMサイズ。108g

 ではMをシェアした場合はどうでしょう? Sサイズと比較しながら見ていきます。

 S(190円)を2つ買うと380円なので、Mを1つ(330円)買うより50円高くなります。そのかわり、Sなら1人40本食べられるのに対し、Mだと1人38本しか食べられません。

 しかし、「有効ポテト率」の観点から見ると、Sを買った場合、4cm以上のロングポテトは20本しか食べられませんが、Mをシェアした場合は、1人25本食べられます。つまり5本も多い。この数は無視できません。つまりMを2人でシェアしたほうが、ロングポテトが多い分、満足感が高いということができるでしょう。

まとめ

(食楽web)
(食楽web)

 マクドナルドでポテトを2人でシェアするなら、Sサイズを2つ買うより、Lサイズを買うのが断然おトク。そしてSを2つ買うよりは、Mを買ってシェアしたほうが4cm以上の長いポテトを多く食べられます。

 よりわかりやすく言うと、2人でポテトを買うなら、LまたはMをシェアするほうがオトクということです。3人以上のシェアに関しては、本記事の本数を参考にぜひ計算してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)