●せんべろの町として知られる東京・立石で、呑んべえたちが行列を作る老舗肉屋『愛知屋』の「コロッケ」とは?
立石の象徴的存在である肉屋『愛知屋』には、せんべろを満喫しにきた呑んべえたちや地元民がこぞって買う名物「コロッケ」があります。
土日や夕飯の買い出し時に通りかかるといつも行列ができており、カウンターからは店員が揚げ物を揚げる姿が見られます。店員と常連らしきお客さんが親しげに挨拶を交わし、忙しさの中にも人との交流がある下町の風景がまた良い。
京成立石駅北口からすぐ踏切を渡れば、目と鼻の先に肉屋『愛知屋』があります。変わりゆく街の中でずっと変わらず、歴史を感じる風情ある店構え。夕飯のメニューに困った時や小腹が空いた時に買って食べられる気軽さは、店頭販売の揚げ物の良さですよね。
向かって右側が肉コーナー、左側が揚げ物コーナーと分かれています。精肉や焼豚も人気がありますが、今回注目するのは昔から人気の揚げ物「コロッケ」です。
ショーケースには、揚げ物がズラリ。次から次に売れるコロッケに至っては、段になって積まれていました。60円、80円そして100円と何年も何十年もかけ、時代に合わせて金額が変化してきましたが、それでも1枚100円はお手頃価格だと思います。