●山形のソウルフード「どんどん焼き」。県内に残る専門店3件のひとつ『おやつ屋さん』に行列ができると聞きつけ、その味を確かめに現地に急行!
山形名物「どんどん焼き」。もともとは東京で流行ったもので、お好み焼き風の生地を箸にまとわせ、歩きながらでも食べられる軽食です。この軽食を販売する屋台が「どんどん」と太鼓を鳴らしていたことからこの名になったと言われますが、やがて「どんどん焼き」は東京から山形に派生し、この地でソウルフードとして定着。地元スーパーの惣菜コーナーでもよく見かける定番フードになり今日に至ります。
現在の山形県内では「どんどん焼き」専門店が3軒ほどに減少した一方、そのうちのひとつ『おやつ屋さん』というお店では、連日数十分待ちの行列ができるほどの人気があると言います。
今回はこの山形の『おやつ屋さん』を訪ね、その現象が本当かどうかと、肝心の「どんどん焼き」の味わいも実食レポートすることにしました!
「どんどん焼き」数十分待ちは確かに本当だった!
山形駅から徒歩圏内にある『おやつ屋さん』。筆者がお店に着いたのは、平日16時30分頃。しかし、すでにお店には20名ほどのお客さんが「どんどん焼き」の焼き上がりを待っていました。行列とまではいかないものの、筆者がオーダーするまで、店員さんが忙しく調理しており、オーダーできたのは、10分ほど経過した後。繁忙時間帯であれば、行列ができるのは間違いなさそうです。
やっとオーダーできることになった筆者は、定番の「どんどん焼き」、チーズが入った「チーズどんどん」、見た目も眩い「ピザどんどん」の3種をオーダー。他のお客さんたちと一緒に焼き上がりを待つことにしました。