埼玉のソウルフード「スタミナラーメン」とは一体何か? さいたま市の老舗町中華『漫々亭』に行って初体験してきた!

埼玉のソウルフード「スタミナラーメン」とは一体何か? さいたま市の老舗町中華『漫々亭』に行って初体験してきた!
食楽web

 “ニャンニャン、マンマン”といえば? と聞かれてすぐに「スタミナ!」と答えられる人は、おそらく埼玉県民だけではないでしょうか。

 ここで言う“スタミナ”とは、埼玉県のご当地グルメ「スタミナラーメン」のこと。それを看板料理にしているのが、『娘娘(ニャンニャン)』、『漫々亭(マンマンテイ)』という2つの老舗中華料理の姉妹店で、さいたま市周辺に9店舗あります。

 筆者がこの名前を知ったのは、さいたま市(旧:浦和市)出身の同僚に「無性に食べたくなるもの」を聞いた時に、即答で「スタミナラーメンとスタカレー!」と返ってきたのがきっかけ。それまでスタミナラーメンなるものを知らなかったので、一体どんな食べ物か、まったく見当がつきませんでした。

 同僚いわく、ひき肉やニラ、豆板醤で作るピリ辛の餡=“スタミナ餡”を、醤油スープのラーメンにかけたものが「スタミナラーメン」、ライスにかけたのが「スタミナカレー(通称:スタカレー)」と呼ぶとのこと。

 それを聞いて、筆者は勝手に、名古屋発祥の「台湾ラーメン」に近い味なのかな? と想像しました。しかし先日、同僚の案内で「スタミナラーメン」を埼玉県まで食べに行って、全然違う食べものであることが判明したので、そのスタミナラーメンの全貌をご紹介したいと思います。