世界の“朝ごはん”が楽しめる「WORLD BREAKFAST ALLDAY」に行ってきた

世界中の人が集まる東京だからこそできること

 8~9月に特集されているのは、「メキシコの朝ごはん」。以前にもメキシコは特集されており、同店としては初めての2回目の国となっているそうです。

店内の飾りつけもメキシコ仕様に。これは「ピニャータ」と呼ばれるもので、中におもちゃやキャンディが入っており、子どもの誕生日パーティーなどでスイカ割りのように割って遊ぶ。
店内の飾りつけもメキシコ仕様に。これは「ピニャータ」と呼ばれるもので、中におもちゃやキャンディが入っており、子どもの誕生日パーティーなどでスイカ割りのように割って遊ぶ。

 メキシコの朝ごはんはやっぱりカラフル。こちらは「ウェボス・ランチェロス」というメニューです。卵の消費量が世界一のメキシコでは、朝食に卵を食べることが多く、スパイシーなサルサソースで柔らかくしたトルティーヤに、目玉焼きを載せて食べる料理だそう。ほかに、インゲン豆を塩で煮たフリホーレス・デ・オヤや、メキシコ原産のアボカドもあります。

メキシコの朝ごはん(1,500円)はボリューム満点。サルサソースは2種類の味になっており、トマト感の強いものと、スパイス感の強いものが載っている。
メキシコの朝ごはん(1,500円)はボリューム満点。サルサソースは2種類の味になっており、トマト感の強いものと、スパイス感の強いものが載っている。
こちらのドリンクはアグァ・デ・ハマイカ(580円)。ビタミンやミネラルが豊富なハイビスカスのお茶で、酸味があってさっぱりしていた。
こちらのドリンクはアグァ・デ・ハマイカ(580円)。ビタミンやミネラルが豊富なハイビスカスのお茶で、酸味があってさっぱりしていた。

 普通の飲食店とは異なり、隔月でメニューががらりと変わるとなると、食材の調達には苦労しないのでしょうか?

「食材を探すのは大変ですが、東京には世界中の人が住んでいるので、それぞれの国の人に向けた食材が売られているんです。そういう意味でも、このスタイルの店が成立するのは東京ならではかもしれません」(木村さん)

テーブルの隣にあるオープンキッチンで料理が作られる。レストランというよりも、誰かの家にお邪魔しているような気分になるのが面白い。
テーブルの隣にあるオープンキッチンで料理が作られる。レストランというよりも、誰かの家にお邪魔しているような気分になるのが面白い。

 現在、ワールド・ブレックファスト・オールデイは神宮前のこちらのお店しかありませんが、今後は店舗を増やすなど事業を拡大したいと考えているそうです。

 10~11月に同店が特集するのは、タイの朝ごはん。タイといえば、トムヤムクンやグリーンカレーなどスパイシーな料理のイメージですが、朝ごはんはなかなか想像がつきませんね。

 東京に居ながらにして世界の朝ごはんが楽しめるワールド・ブレック・ファースト・オールデイ。朝ごはんを通して、行ってみたい国を決めるのも楽しそうです。

●SHOP INFO

WORLD BREAKFAST ALLDAY 外観

店名:WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)

住:東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
TEL:03-3401-0815
営:7:30~20:00(19:30LO)
休:不定休
http://www.world-breakfast-allday.com/

●著者プロフィール

取材・文/今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。