ベトナムで70年以上愛される『フォーミン』が日本上陸! 絶品フォーを食べてきた!

門外不出のフォーが日本でも食べられるようになったワケとは?

「フォー」単品は880円。こちらは牛肉をトッピング
「フォー」単品は880円。こちらは牛肉をトッピング

 創業者はベトナムの北部ハノイ出身のチャン・ミンさん。「フォーミン」という名は、ミンさんのフォーという意味。ハノイで屋台の移動販売を始め、1957年にホーチミンに引っ越して、ハノイ味のフォーを販売するとたちまち大人気に。多種多様なハーブやもやしをトッピングするハノイ・スタイルは、一説にはミンさん考案のものと言われています。

まる2日間煮込んだ澄んだスープ
まる2日間煮込んだ澄んだスープ

 創業以来、品質維持のため、1店舗だけの家族経営で味を守り抜いていた『フォーミン』ですが、3代目のディさんの「この味を世界に広げ、より多くの人を笑顔にしたい」との思いから、日本進出に至ったとのこと。オープンにあたり工場にベトナムからシェフを招き、徹底的にレクチャーを受けて、現地そのままの味を再現させているというこだわりよう。これはいやが上にも期待が高まりますね。

幅広のフォー麺
幅広のフォー麺

 さっそくフォーをオーダー。まずはスープを一口。透明に澄んだキレイな色味のスープは、見た目に反して力強い味です。これは牛のスネや肩バラ、アキレス腱、ササ肉の4種類の部位を、弱火でコトコト丸2日煮込んでとったもの。そこにベトナムの魚醤・ヌクマムを加えて味を整えています。麺は自家製の米粉麺、食べるとモチモチとした食感がたまりません。