![ご飯も海苔もないファミマの「のり弁風おかず」で最高の海苔弁を作ってみた](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2021/01/20210131_noribenfu01.jpg)
先日、ファミマにお弁当を買いに行ったら「何だ、これ?」と思わず二度見する弁当に出くわしました。それは、ファミマのブランド『お母さん食堂』から新発売された「のり弁風おかず」(398円)。
驚くべきことに、外装には「ごはん無なし・海苔無し」と明記されています。百歩譲ってご飯がないのは良しとしましょう。しかし “のり弁風”なのに海苔もないとなると、「え? 何でよ! 海苔は!?」と途端に混乱をきたしてしまうわけです。
![ファミリーマートで1月26日に新発売](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2021/01/20210131_noribenfu02.jpg)
のり弁の最も重要かつ不可欠なおかずといえば、もちろん海苔です。醤油の染みた海苔が、ごはんにペタ~ッと張り付き、その下にはおかか(鰹節)が潜んでいる。箸でご飯と海苔とおかかを持ち上げて口に放り込めば、磯の香りが鼻を抜け、おかか、白飯、お醤油の旨味が舌にパッと広がります。ああ、旨い。海苔こそがのり弁の至高のおかず。それなのに、「ごはん無し・のり無し」とはいかなる了見なのか。「世も末だ」と思わず嘆きたくなるのです。
しかし、真っ黒なパッケージを眺めているうちに、「これ、海苔がなくても美味しいのかも」と思わせてくる黒い迫力がありました。なかなか敵もよく考えている。パッケージに描かれているおかずのイラストは、のり弁の定番であるちくわ天、白身魚のフライ、玉子焼き、きんぴらごぼう。さらに、しゅうまいやコロッケ、焼きそばといった人気おかずがしっかり押さえてあります。
![パッケージに書かれたイラストのおかずに惹かれます](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2021/01/20210131_noribenfu03.jpg)
このとき、筆者の頭を駆け巡ったのは、「家に海苔はあったし、炊飯器にご飯も残っているはず。鰹節もパックのが棚にあった気がする」ということ。つまり、この「のり弁風おかず」を使って、自宅で自己流の「のり弁」を作ればいいじゃないかと考えたのです。