赤坂で元アイドルのバーテンダーが作るバー飯「帯広風豚丼」を食べてきた

パンチの効いた甘辛ダレと肉厚の豚肉に食欲が止まらない!

「帯広風豚丼」1000円(税・サービス別)
「帯広風豚丼」1000円(税・サービス別)

 早速、小栗さんの故郷である北海道の名物料理「帯広風豚丼」をいただくことに。オーダーを待っている間、奥の厨房から漂ってくる甘辛い香りに期待が膨らみます。この香りの正体は北海道から取り寄せている特製の豚丼用のタレで、幼いころから小栗さんが慣れ親しんだ味なのだそうです。

小ぶりの丼ぶりに肉厚の豚バラ肉がギッシリ!
小ぶりの丼ぶりに肉厚の豚バラ肉がギッシリ!

 早速いただいてみると、肉厚でジューシーな豚肉に甘辛いタレが絡み、白飯が止まらない! 海苔巻きのようにご飯を豚肉で巻いて頬張れば、洒落たバーにいることを忘れて、馴染みの定食屋にいるようなどこか懐かしく暖かな感覚になるから不思議です。

「上のクリームチーズを豚肉の上で溶かして食べてみてくださいね」と小栗さんが言う通り、早速、卵の上のクリームチーズを溶かして豚肉と一緒に頂くと、何ともまろやかで上品な味わいに。これは驚くべき味変です。豚丼にチーズを合わせたのはお酒との相性を考えたのと、チーズ=北海道名産だからだそう。いたるところに地元愛を感じますね。

北海道名物「ハスカップ」を使ったカクテルが絶品

「Mother’s Blossom(マザーズブロッサム)ソーダ割」1300円(税別)
「Mother’s Blossom(マザーズブロッサム)ソーダ割」1300円(税別)

「帯広風豚丼」に合わせたカクテルは、「なでしこカップ」で披露した優勝カクテル「Mother’s Blossomソーダ割」です。材料はジンをベースに美肌と長寿の秘薬と言われているハスカップ果汁、エルダーフラワーリキュールなど。甘酸っぱい味わいと華やかな香りが、クリームチーズと一緒に食べる「豚丼」とよく合います。

 ちなみにこの「マザーズブロッサム」はコンペから3年経った今でも注文される人気のカクテルで、今秋から自宅でも楽しめる「ボトルカクテル」として販売されています。

500本限定で発売されている「ボトルカクテル」500ml、4500円(税別)(https://c.japanese-cocktail-creation.com/index.html)。ボトルデザインは小栗さん作
500本限定で発売されている「ボトルカクテル」500ml、4500円(税別)(https://c.japanese-cocktail-creation.com/index.html)。ボトルデザインは小栗さん作

 美肌と長寿の秘薬といわれるハスカップ果汁入りのカクテルなら、お家で健康的に味わえますね。

 とびきり可愛いオーナーバーテンダー・小栗絵里加さんがいるバー『アルジャーノン シンフォニア』。小栗さん目当ての男性客ばかりかと思いきや、女友達に会いに来る感覚で女性客も多いのだとか。心と身体を癒せるおススメの一軒です。

●SHOP INFO

アルジャーノン シンフォニア 内観

『Algernon Sinfonia(アルジャーノン シンフォニア)』

住:東京都港区赤坂3-10-6 雪華堂ビル 3F
TEL:03-3586-0535
営:月~木・土17:30~24:00、金17:30~26:00
休:日曜・祝日
※暫くの間は営業時間、休業日などが変更になる場合があります。詳細はホームページ又は店舗までご確認下さい。
https://atcf.jp/algernonsyn/

(取材・文◎Tomoko)

●著者プロフィール

Tomoko
ソムリエ/フードコーディネーター

大手酒類メーカーに20年以上勤務。外食大好き、お酒も大好き。“勉強”と称し、訪れたお店の数は2500軒以上にわたる。「酒感(さけかん)」(お酒を飲む雰囲気が滲み出ている)のある店を好み、ファサード(店構え)を見れば良店かどうか見分けられる驚異の嗅覚を持つ。「酒感(さけかん)」の真骨頂は「BAR」ということで、都内「BAR」もかなりの数を巡っている。