カレー激戦区・神保町に本格ミールスが登場! 『三燈舎』の南インドカレーを食べてきた

ミールスは大胆にかき混ぜて食べるべし!

チキンカレー、魚カレー、トーレン、ラーサム、サンバル、バスマティライス、バトウーラ、パパド、マサラワダがセットになった「SANTOSHAM MEALS」1850円
チキンカレー、魚カレー、トーレン、ラーサム、サンバル、バスマティライス、バトウーラ、パパド、マサラワダがセットになった「SANTOSHAM MEALS」1850円

 日本ではインド料理というとカレーをつけて食べるナンが主流ですが、インドではナンを日常的に食べている家庭は少ないそう。とくに、ケララ州をはじめとする南インドは、米食文化の地域。油分が少なく水分の多いシャバシャバしたカレーを、お米と混ぜて食べるのが南インド流です。

スパイスの効いたチキンカレーは、体の芯から熱くなるような辛さ!
スパイスの効いたチキンカレーは、体の芯から熱くなるような辛さ!

 バナナの葉の上に乗せられたライスと、ライスを囲むように配置されたカトリ(小皿)。「いったいどうやって食べるのが正解?」と戸惑っていると、「カレーをまずライスにかけて、サンバル(ツールダルのポタージュ)やラッサム(トマトスープとタマリンドの酸味のあるソース)を混ぜたり、トーレン(野菜のスパイス炒め)を乗せたりして、混ぜながら食べてみてください」と堀さん。「決まったルールはないので、お好きなように食べてね。本場のように、手で食べるのもアリですよ」

ライスの上にカレーとラッサム、サンバル、トーレンも大胆にかけていただきます
ライスの上にカレーとラッサム、サンバル、トーレンも大胆にかけていただきます

 ミールスで提供されているライスは、香り高く粘り気の少ない「バスマティライス」。パラパラとした食感が、水気の多い南インド流のカレーと相性抜群です。思わずライスが進んでしまいますが、バスマティライスとサンバル・ラッサムはおかわり自由といううれしいサービスも。

 もちろん、カレーはライスだけでなく、バトゥーラ(揚げパン)をつけて食べても絶品。とくに、ココナッツ仕立ての魚カレー(この日はサバ)のマイルドな口当たりと、バトゥーラのほどよい塩気はたまらない組み合わせです。