遅めの銀座はここに行け! 銀座で働く料理人が仕事終わりに通う「深夜食堂」3選

銀座の名中華『レンゲ』西岡英俊シェフが通う!
東銀座のオアシス『酔い処 宇平』

「磯野の家の土鍋ごはん」1500円
「磯野の家の土鍋ごはん」1500円

『Renge equriosity(レンゲ エキュリオシティ)』といえば、銀座で気鋭の中国料理店。そこで腕を振るう西岡英俊シェフをはじめ、銀座にゆかりのある人々の間で、「東銀座のオアシス」と呼ばれる居酒屋が、『酔い処 宇平』。

土佐はちきん地鶏の串焼きは1本350円
土佐はちきん地鶏の串焼きは1本350円

 日本酒をはじめとする国産のお酒と新鮮な魚料理、炭火料理が自慢。店主の堀務さんが作るのは、出身地をはじめ、全国から仕入れる素材の味わいを大切にした和食。サザエとワカメ、鰹出汁で炊きあげた「磯野の家の土鍋ごはん」や「土佐はちきん地鶏の串焼き」など、心もおなかも満たされる料理が目白押しです。

 店主の人柄とその味わいには、同業者ならずとも唸らされること請け合いです。

●SHOP INFO

よいどころ うへい 店内

店名:酔い処 宇平(よいどころ うへい)

住:東京都中央区銀座6-12-2 東京銀座ビルディング B1F
TEL:050-1308-8707
営:17:00~翌1:00、土・日・祝日~23:00
休:月曜

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『銀座しのはら』篠原武将さんが通う!
本場・博多と同じ味わい『長浜屋台 やまちゃん 銀座店』

「博多盛」1000円
「博多盛」1000円

 なかなか予約が取れないことで知られる和食の名店『銀座しのはら』の料理人・篠原武将さんが仕事終わりに通うお店は、九州福岡に本店を構える長浜ラーメンの店。豚頭を3日間かけて煮込むスープは、すべて店内で手作り。福岡から空輸する細麺とネギと軽やかな味わいの乳白色のスープの組み合わせは、飲んだ後の〆にもぴったり。

「博多めんたいこ蕎麦」950円
「博多めんたいこ蕎麦」950円

 ネギとチャーシューの他に味玉や明太子がのった「博多盛」や、バターで炒めたきのこと明太子の混ぜ蕎麦「博多めんたいこ蕎麦」など、メニューは多彩。コシのある麺はするすると胃袋に収まり、思わず替え玉を注文してしまうはず。

●SHOP INFO

長浜屋台 やまちゃん 銀座店

店名:長浜屋台 やまちゃん 銀座店

住:東京都中央区銀座3-11-10 橋本ビル1F
TEL:03-5565-1838
営:11:00~翌4:00、日・祝日11:00~23:00
休:なし

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『ビストロシンバ』菊地佑自シェフが通う!
一皿ごとに新鮮な驚きを感じる『SOYA(ソヤ)』

「タヤリン 熟レ鶏の卵黄ソース サマートリュフ」1680円は、和の香りを連想させる味わい
「タヤリン 熟レ鶏の卵黄ソース サマートリュフ」1680円は、和の香りを連想させる味わい

 銀座一丁目に店を構えるフレンチビストロ『ビストロシンバ』の菊地佑自シェフが仕事終わりに通うお店が、この『SOYA』。シンプルでクラシックなイタリア郷土料理と、北欧のテイストと日本食材を融合させたイノベーティブな皿を生み出すお店です。

「炭のパンケーキと鶏のリエット」1080円
「炭のパンケーキと鶏のリエット」1080円

 お客さんをワクワクさせたいとの想いから、さまざまな食材を織り交ぜ、料理に昇華させています。おすすめは「タヤリン 熟レ鶏の卵黄ソース サマートリュフ」や「炭のパンケーキと鶏のリエット」など季節の素材が散りばめられた至極の料理たち。ナチュラルワインとともに、心ゆくまで堪能できますよ。

●SHOP INFO

ソヤ 店内

店名:SOYA(ソヤ)

住:東京都中央区銀座1-22-12
TEL:03-6263-2335
営:17:00~23:00LO
休:不定休

(文/千葉泰江 撮影/加藤史人)

※当記事は『食楽』2019年夏号の記事を再構成したものです