焼きそばの進化系!? 神保町『東京焼き麺スタンド』の「スーパー焼き麺」がハイレベルすぎる理由

焼きそばの進化系!? 神保町『東京焼き麺スタンド』の「スーパー焼き麺」がハイレベルすぎる理由
食楽web

「ソース焼きそば」といえば、いつでも、フツーに美味しい食べ物。家で作ってもほぼ失敗がなく、外で食べてもまあハズレがない。今までそう思っていました。しかし、そんな概念を覆す絶品の焼きそば、いや「焼き麺」に出会ってしまいました。

 それが、神保町に2019年8月8日、オープンしたばかりの『東京焼き麺スタンド』の「スーパー焼き麺」です。

 焼きそばと何が違うの? と思うかもしれません。確かに見た目は「焼きそば 目玉焼きのせ」に見えなくもない。しかし、よーく目を凝らすと違うんです。まず目玉焼きの下の中太麺が、パスタのようにクルッと美しく渦を巻いています。こんな流れるような麺の盛り付けをする焼きそば、あまり聞いたことがありません。

「スーパー焼き麺」(800円)
「スーパー焼き麺」(800円)

 一口食べたら、その食感にびっくり。麺の表面は焼き目がついてパリッとしていて、噛むとモッチリ。さらにソースよりも先に麺の旨みをガツンと感じます。うどんならまだしも、こんなにダイレクトに小麦の美味しさを感じたり、食感を楽しめたりする焼きそばが今までにあったでしょうか。

 そして肝心のソースは、和食のタレのごとくしみじみした味。でも、やっぱりピリッとスパイスのきいたやっぱりソース味なのです。まだまだ驚きはあります。通常、焼きそばの具材の豚肉やキャベツは、あってもなくてもいいくらいボソボソと存在感が薄いものですが、この焼き麺の豚肉は主張が強い。その上、ジューシーで、カツオと醤油の味わいも感じるのです。