この夏飲んでみたい! 洋酒ツウがいま注目する3大ウイスキーとは?

この夏飲んでみたい! 洋酒ツウがいま注目する3大ウイスキーとは?
食楽web

 いよいよ本格的な夏が到来しつつある昨今。生ビールやキンキンに冷やした白ワインも美味しいものですが、仕事終わりにじっくり落ち着いて杯を傾けたいときは、やっぱりウイスキーがハズせませんよね。というわけで、ウイスキーのツウに聞いた、この夏イチオシのウイスキーをご紹介します。

マネージャーの長谷川憲三さん
マネージャーの長谷川憲三さん

 今回アドバイスをしてくれたのは、港区南青山にあるバー『TOKYO Whisky Library』マネージャーの長谷川憲三さん。産地や熟成年数、熟成樽の木などによって、ウイスキーは味はもちろん、香りや口当たりも変わってきます。それぞれの特徴を知れば、この夏飲みたいウイスキーがきっと見つかるはずです。

トロピカルな香りが夏らしさを感じるウイスキー
「KAVALAN ディスティラリーセレクト」

「KAVALAN ディスティラリーセレクト」参考小売価格4500円
「KAVALAN ディスティラリーセレクト」参考小売価格4500円

 夏らしいウイスキーといえば、こちら台湾生まれのウイスキー「KAVALANのディスティラリーセレクト」。トフィーやバニラといった甘い香りとともに、トロピカルフルーツの香りが漂うウイスキーは、柔らかく、コクのある口当たりです。カクテルとして、カンパリやベルモット、ドライジンなどと合わせて飲むのがおすすめです。

「亜熱帯のトロピカルな風味を持つウイスキーです。ウイスキーを飲みなれていない方にもおすすめしやすい味ですよ」(長谷川さん)

シングルで味わうならこちらを
「KAVALAN ソリストオロロソシェリーカスク」

「KAVALAN ソリストオロロソシェリーカスク」参考小売価格/22000円
「KAVALAN ソリストオロロソシェリーカスク」参考小売価格/22000円

 スぺイン産オロロソシェリー樽で熟成したウイスキー「KAVALAN ソリストオロロソシェリーカスク」は、アーモンド、ドライフルーツ、ナッツなどの香りが感じられます。加水していない樽を瓶詰めしているので、ボトルごとの味のブレがないのも魅力。味に厚みがあり、自然のコクと芳しさを実感できます。

「香り豊かで厚みのある味が特徴です。シングルで味わうのに今一番おすすめのウイスキーです」(長谷川さん)

日本のウイスキーなら、あえてヴィンテージに挑戦
「メルシャン 軽井沢12年」

「メルシャン 軽井沢12年」参考小売価格/販売終了のため時価
「メルシャン 軽井沢12年」参考小売価格/販売終了のため時価

 近年、世界から高く評価されている日本産ウイスキー。たまには自分へのご褒美に、生産終了・入手困難なウイスキーを楽しむのもよいのでは? この「メルシャン 軽井沢12年」も、すでに販売終了しているウイスキー。1955年に建てられた軽井沢蒸留所は、で、1956年からウイスキー製造を始め、2012年に閉鎖。いまではネットなどで高額で売買されている幻のウイスキーです。

「もう生産していないので、プレミアがついたレアボトルです。出合えたらぜひ飲んでもらいたい一杯です」(長谷川さん)

 というわけで、この夏は、注目の台湾産ウイスキーに、幻の国産ウイスキーなど、こだわりを感じるウイスキーを体験してみてはいかがでしょうか。

(撮影◎小嶋裕 取材・文◎石澤理香子)

●DATA

・KAVALAN
https://www.kavalan.jp/


・メルシャン 軽井沢12年
※製造終了のためURLなし