これぞとんかつの王様! 千葉・行徳『とんかつほりき』の超肉厚「なた切り」とんかつとは?

これぞとんかつの王様! 千葉・行徳『とんかつほりき』の超肉厚「なた切り」とんかつとは?
食楽web

 千葉県の市川・行徳エリアで老舗の名店のとんかつ店といえば『とんかつほりき』。1973年(昭和48年)にオープンして以来、45年間地元で愛されている人気店です。粗めのパン粉で表面をカラッと揚げられた肉は、やわらかでジューシー。美味しいとんかつ屋さんを表現すると、すべてこのような表現になっていまいますが、こちら『とんかつほりき』のとんかつは、まさにそれ!

 筆者が初めてこちらを取材したのは10年以上まえのこと。美味しくて思わず微笑んでしまうこちらのとんかつに魅せられて、どこに引っ越してもどこに住んでいても、もう10年以上わざわざこちらのとんかつだけを食べに行徳まで、通っているおすすめの店です。

千葉県、東西線の行徳駅にある名店

 店は東京メトロ地下鉄東西線の行徳駅から徒歩5分にあります。外観には竹が茂り、民芸調の店内は清潔感があり、初めて来ても懐かしさを感じます。都心からのアクセスは少しありますが、ちょっと遠くてもわざわざ行きたい店。俳優の保坂尚希さんも長年通う店としても知られています。

名物はボリューム満点の「なた切り」とんかつ

「なた切り定食」1,900円
「なた切り定食」1,900円

 どのメニューも美味しい『とんかつほりき』ですが、名物はロースの「なた切り」、ヒレの「丸太」です。どちらもお肉だけで堂々200g。その名前通りのボリュームで、運ばれてくるとその大きさに思わず顔がほころびます。今回は脂がおいしいロースの「なた切り」をオーダー。ぶ厚いとんかつのため、揚げ時間は約15分と長め。中までしっかりと火が通り、やわらかくてとてもジューシー。食べるたびに思うのが、こんなに厚いのにこの絶妙な揚げ加減は素晴らしいと、感心してしまいます。

 一切れ2cm以上はゆうにある分厚い「なた」。こんなに厚いのにやわらかい豚肉は、どんなブランド銘柄を使用しているかを尋ねてみると、特別なブランド銘柄ではなく、身内の精肉店から良い品質のものを仕入れしているとのこと。高品質で正しく調理されたとんかつは、文句なしに美味いものだと再認識。甘みと酸味の調和が絶妙なオリジナルソースをたっぷりかけていただきます。

 まず感じるのは肉の柔らかさと旨み。そしてご飯との比率を考えて調整しながら食べなくても、まだあるとんかつのボリューム感がスゴイ! 食べ応えのあるとんかつの王様です。