埼玉県民が絶賛するうなぎの名店『魚庄』の至極の「鰻重」とは?

蓋を開けた瞬間からテンションが上がる

見事な蒲焼きは、表面はこんがり、皮面はパリッとしています
見事な蒲焼きは、表面はこんがり、皮面はパリッとしています

『魚庄』の「鰻重」(上)は、蓋を開けた瞬間からテンションが上がります。写真の通り、重箱を埋め尽くすビッグサイズの蒲焼き。ごはんは、重箱の端にチラリと覗く程度です。鰻重はやっぱり鰻がドーンと立派でなくてはいけませんよね。

 秘伝のタレでじっくり焼き上げられた新鮮な鰻はムチムチ&プリップリで、光り輝いています。堂々たる鰻です。さらに焼き目。渋い茶色と、周りのおこげが黒光りしています。

 蒲焼の身の厚みは言うに及ばず、口に入れて噛むと、ほっぺたが喜ぶほどふっくらフワッフワ。泥臭さなどは微塵もなし。いつ食べても、そのやさしい柔らかさに感激することになります。

 そして、代々伝わる秘伝のタレはどちらかというとサラサラっとしたタイプ。これがクドすぎずにちょうどいい。うなぎとタレのエキスをまとった粒立ちよいツヤツヤのごはんも魅力的です。箸でうなぎとごはんと一緒に切って、口にすれば、もう、言葉はいりません。

 最後のごはん1粒たりとも残したくない……そう思わせてくれるうな重です。重箱が空になったとき、「あぁ」と一息。うなぎのパワーが体に染み渡り、活力がみなぎってくるような感じがしてきます。

まとめ

鰻という漢字に隠された言葉が読み取れますか?
鰻という漢字に隠された言葉が読み取れますか?

 ちなみに、『魚庄 別館』には、大きな「鰻」と書かれた書が飾られています。これ、よーく見ると、「かつりょくみなぎる」と読むことができるんですが、わかりますか?「魚」に「かつりょく」というひらがなが隠れていて、右側の「曼」には「みなぎる」というひらがなが隠れています。

 というわけで、うなぎ好きの人は、ぜひ『魚庄』に行って、極上の「鰻重」を食べてみてください。美味しくて活力がみなぎる極上の鰻が味わえますよ。

(撮影・文◎如雨露)

●SHOP INFO

店名:魚庄 別館

住:埼玉県蓮田市西新宿6-30
TEL:048-769-1588
営:11:00~21:00
休:木曜