函館民が愛してやまない老舗洋食店『パーラーフタバヤ』の「甘いハンバーグ」を食べてきた【北海道グルメ】

老舗洋食店でいただくハンバーグと、ぶどうのソフトクリーム

「ソフトクリーム ぶどう」250円(税込)
「ソフトクリーム ぶどう」250円(税込)

 ソフトクリームは現在、「巨峰」の代わりに「ぶどう」がありました。やさしいブドウの香りとまろやかな甘みが懐かしかったです。自分はバニラと言い張っていた娘も、「ぶどうソフトクリーム」をひと口食べると「シェアしよう」と交渉してきました。そうそう、おいしいのよね。

「ハンバーグ(スープ付き)」968円
「ハンバーグ(スープ付き)」968円

 親子によるソフトクリーム取り合いの最中、「ハンバーグ」が到着。熱い鉄板に濃厚ソースがフツフツとしています。紙エプロンを付けてナイフを入れると、デミグラスソースの合間からギュッと身の詰まった手ごねハンバーグがお目見え。

 ソースは某お好み焼きソースを彷彿とさせる強い甘みが特徴で、クセになる味。これが懐かしくて、地元に帰ってきたなぁと感じさせてくれます。付け合わせのケチャップ味のマカロニも良い感じ。ジャガイモもほくほくで、甘いデミグラスソースと相性が良いです。

 親子ともども大満足! すべてにおいてシェフの丁寧な仕事を感じ、令和時代にも通用する色褪せない味が『パーラーフタバヤ』にはありました。

調査結果

『パーラーフタバヤ』は、世代問わず愛されている洋食店。ランチタイムを外しても地元客で賑わっていました。甘みのあるデミグラスソースは、ここでしか絶対に味わえない味です。

(撮影・文◎亀井亜衣子)