「レンコンのテルダーラ」の作り方

“テルダーラ”とは「油炒め」を指します。スリランカ料理は、インド料理とは違って油をあまり使わないのですが、今回のように使う場合はココナッツオイルを使用します。
トランス脂肪酸ゼロ、コレステロールゼロの非常にヘルシーな油です。ただ、日本で買うとお高いので、サラダオイルや米油でもOKです。オリーブオイルや普通のゴマ油などは香りが強いので避けてください。

材料(4人分)
・レンコン……200g(いちょう切りにしておく)
・玉ねぎ……50g(約1/3個をスライス)
・塩……小さじ2/3
・レモン汁……小さじ2
・ココナッツオイル……大さじ2(サラダオイルでもOK)
●スパイス
・ターメリック……少々(人差し指と親指で摘んだ程度)
・粗挽きトウガラシ……小さじ1(鷹の爪を刻んでも良い)
作り方
1.フライパンを温めて、ココナッツオイルを入れ、玉ねぎを炒める。
2.玉ねぎがツヤツヤして透明になってきたら、ターメリックを入れてよく混ぜ、レンコンを加えてさらに炒める。
3.レンコンに火が通ってきたら、塩と粗挽きトウガラシを入れて味を整え、仕上げにレモン汁を加えて混ぜ、火を止めて出来上がり。

どうです? 楽勝ですよね。次回は、さらに残りの副菜2つ「ぽってりパリップ」と「水菜と紫玉ねぎのサンボーラ」の作り方をご紹介します。実は、こちらもあっという間にできます。お楽しみに!
●スリランカは葉っぱをよく使う!
本場のスリランカ料理では「カラピンチャ」や「ランぺ(パンダンリーフ)」といった生の葉を多用します。この葉を入れることによって、スリランカ料理特有の香りが出るのですが、日本ではなかなか入手しにくいため、今回のレシピでは、リーフを使わずに作っていますが、十分にスリランカ料理の美味しさを楽しめます。ただし、本場の香りに近づけたいという人は、エスニック食材を販売しているお店に問い合わせてみましょう。ちなみに東京・新大久保にある通称“イスラム横丁”のインド食材、ハラルフード食材店では、時折カラピンチャが売っています。
(撮影・文◎土原亜子)