カルディの食材だけで作れる! プロが教える本格スリランカ料理【1】「エビのホディー」

カルディの食材だけで作れる! プロが教える本格スリランカ料理【1】エビのホディー
食楽web

 スリランカ料理や南インド料理が空前のブームです。東京や大阪などに専門店が続々と登場し、ますます注目が集まる中、本格的なカレーを家でも作りたいという人も増えています。

 そこで今回は、東京・白山でスリランカ料理教室を主宰し、最近、スリランカやインド料理のスパイス料理専門店『ヤムヤム・カデー』をオープンした古積由美子(こづみ ゆみこ)先生に、初心者でも簡単にできるスリランカ料理の作り方を教えてもらうことにしました。

「興味はあるけど、スパイスをあれこれ揃えるのが面倒なんだよな」というものぐさな読者のために、すべてのスパイスはおなじみの輸入スーパー『カルディ』で手に入るもの限定で教えてもらいました。

古積由美子さん

古積由美子さん/都内インドスパイス料理教室にて11年間講師を務め、2016年独立。本場スリランカの家庭料理を学び、現在はスリランカ料理を中心に、インド、スパイス&ハーブ料理教室、言語と食のイベント、出張料理教室などを開催しつつ、東京文京区白山のスリランカ料理店『ヤムヤム・カデー』でオーナーシェフを務める

 スリランカ・プレートは、ごはんを載せたお皿に、メインのカレーと副菜を数種類盛って、ご飯とおかずを少しずつ混ぜながら食べます。南インドのミールスのようなイメージです。一般的にカレーは1~2種類、副菜の数は3~4種類。スリランカ料理の特徴を古積先生に聞くと、以下のようなポイントを教えてくれました。

・米が主食の国なのでカレーや副菜はライスと食べる
・カレーはサラサラ系であっさりした汁状のものが多い
・スリランカ特有のスパイスやリーフ(カラピンチャやランぺなど)を多用する
・海に囲まれた島国なのでシーフード系の料理が多い
・ココナッツ食材を多用する
・豆や野菜を使った副菜を複数作り、カレーとライスと混ぜながら食べる
・アーユルヴェーダ(インド大陸の伝統的医学)の思想が根付いており、食材の組み合わせはそれに基づくことが多い

 スリランカのカレーや副菜を作る工程は非常に簡単&シンプル。例えば、カレーでおなじみの玉ねぎを入れる場合でも、炒めずスープにドボンでOKです。「そんな簡単な調理法でホントに美味しいカレーができるの?」という声が聞こえてきそうですが、実際に先生が作り上げるカレーは絶品。これまでカレーを作るたびに必死こいて玉ねぎを炒めていた苦労は何だったのか、と呆然とするほど美味しいです。