ニンニク9倍はやりすぎじゃない！？『すた丼』の「熟成背脂黒すた丼」でニンニクにまみれてきた

圧倒的ニンニクの波状攻撃がたまらない「熟成背脂黒すた丼」を実食！

　食券を渡してからさほど待つことなく丼が運ばれてきました。ふわっと漂う熟成黒ニンニク醤油ダレの甘い香りの中に、やはりニンニクが己の存在を隠すことなく主張してきます。

　ではさっそく、肉からいただいてみましょう。若干とろみがかったタレは色味ほど醤油味がキツくなく、甘味とたっぷりと溶け込んでいるであろうニンニクの旨味が前に出てきます。豚バラ肉はもちろん柔らか。タレとピッタリ合ってます。

　そして肉の間には、何だか四角い粒や細長い塊が…。ぷるっとしながら微妙に割ける何ともいえない食感と、口の中に広がる脂の旨み。ああ、これが背脂だったのかと納得。醤油ダレの濃い味があるおかげもあってか、粒が大きいのに脂くどさはほとんどナシ。旨みだけが強調される感じです。さらに何口かに1回“シャリ”っとした食感と辛味が混じりますが、どうやら粒状の生ニンニクも入っている模様。こちらも絶妙なアクセントになりますね。

　黄身だけ乗せた生卵がタレの強い味わいをマイルドにし、トッピングの刻み青ネギもちょっと少ないぐらいの量が逆にちょうどいい。ああ、これは箸ではなくレンゲでかっこむのが正解だわ。前回の「無双とんこつ牛ホルすた丼」のときもそうでしたが、タレが染み込まずに“白飯”で肉を食べられるようになっているのは本当に嬉しいところです。最後のひと口まで息つくことなく、一気に食べ切っての完食となりました。いやあ、うまかった。ごちそうさま！

　食べているときは全く気にならなかったのですが、食後のマスク内に広がるニンニクの香りがまあ強いこと。味自体は旨みの塊でご飯を食ってるようなもので、ワイルドかつ大変美味なんですが、やはり仕事の合間や人に会う前にいただくのは避けておいた方が無難かもしれません。ニンニク9倍仕様、侮ってはいけませんよ（笑）。

　なお、派生メニューとして唐揚げ3個がトッピングされた「唐揚げ合盛り背脂黒すた丼」と、肉の量が2倍の「背脂黒すた丼 大爆発盛り」。炙りチーズを乗せた「炙りチーズ背脂黒すた丼」が用意されています（唐揚げ合盛り～と大爆発盛りに炙りチーズをトッピングするのも可）。

　今日は精が付くものを心置きなく目いっぱい食べたい！　という、やんちゃ気分な腹ぺこ状態のときに最適となりそうな「熟成背脂黒すた丼」。ぜひお近くの『伝説のすた丼屋／名物すた丼の店』で、存分にその美味しさを楽しんでみてください。