日本酒の技術を活かした新星クラフトジン「和GIN」とは?

8月28日に日本独自のクラフトジン「和GIN(ワ・ジン)」が販売される。ジンの本場、英国の酒好きをも唸らせるその実力やいかに?

「和GIN(ワ・ジン)」を仕掛ける明利酒類株式会社(茨城県水戸市)は、江戸時代末期の安政年間に創業した加藤酒造店を前身とする老舗蔵元だ。

日本酒の技術を活かした新星クラフトジン「和GIN」とは?
食楽web

 菊池譲杜士による酒造りのレベルの高さに定評があり、「百年梅酒」は2008年大阪天満天神全国梅酒大会で黄門賞(1位)に輝いたほか、全国観光土産品連盟の推奨品にも認定された。全国新酒鑑評会で通算12回金賞を受賞した「清酒副将軍」など、銘酒揃い。

プレミアムクラフトジン「和ジン」

 そんな老舗蔵元のスピリッツが最初に注目を集めたのは、2015年8月に発売した「和Vodka(ワ・ウォッカ)」である。国産白樺の炭で丁寧にろ過され、まろやかでクリアな日本発ウォッカを誕生させ、話題となった。そしてこの8月28日から販売開始の「和GIN」は、「和Vodka」に続くプレミアムなクラフトジンで、その実力はジンの本場、イギリスでも試飲会を開いた際、高く評価されたほど。

ジンには欠かせないジュニパーベリー
ジンには欠かせないジュニパーベリー

「和GIN」開発が始まったのは、10数年前のこと。蒸留酒で付加価値のある商品づくりを模索する中、清酒を蒸留して貯蔵してみてはどうか、というアイデアから、クラフトウォッカ、クラフトジンと商品化が実現した。

 つくり方も独特で、日本酒を蒸留し10年間貯蔵したスピリッツをベースにした、日本ならではのクラフトジン。合わせる7種類のボタニカルは、ウッディな香りのジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピールの柑橘系、スパイシーなシナモンなど、厳選した上質なものだけを揃えた。

 飲み方は王道の「ジントニック」をはじめ、カクテルの王様「マティーニ」、ヒーリングチェリーと併せる「シンガポールスリング」、ライムが爽快な「ギムレット」などのカクテルはもちろん、ストレートやロックでもいけるのが魅力だ。

和GIN

 バーの顔ともいえる「ジントニック」は、日本人にとってもなじみ深いカクテルだからこそ、なおさらジン自体の実力も顕著に表れる。「和GIN」を贅沢に楽しむための蔵元直伝のレシピを紹介しよう。

「和GIN」のジントニック・レシピ

用意するもの
・和GIN(ジン)……1/4
・トニックウォーター……3/4

作り方
氷を入れたグラスに和GINとジントニックを分量通り注ぎ、軽くかき混ぜたら好みでライムやレモン、ハーブを飾れば完成

 このプレミアムなジントニックは、料理とのペアリングも言うことなし。麻婆豆腐や黒コショウの利いた豚バラ串、唐揚げなど味の濃く、ボリュームのある料理と相性抜群。チーズや生ハム、スモークサーモン、ナッツなどのソルティなおつまみは、一層「和GIN」のおいしさを引き立ててくれる。日本のクラフトジン「和・GIN」、ぜひ味わってみてはいかがだろう。

●DATA

プレミアムクラフトジン「和ジン」

発売:2017年8月28日
商品名:プレミアムクラフトジン「和ジン」
内容量:700ml アルコール分:45%
販売価格:3,500円(税別)※かぶせ箱(ブラック)付き