平安神宮前で乾杯! 9月3日は「平安日本酒フェスティバル2017」

昨年大盛況だった「平安日本酒フェスティバル2017」。今年はお酒、料理ともに参加数も増え、よりパワーアップしての開催となる。

平安神宮前で乾杯! 9月3日は「平安日本酒フェスティバル2017」
食楽web

 今回で2年目の「平安日本酒フェスティバル2017」。平安って、鳴くよウグイス平安京の平安? 平安神宮の平安? 平安の日本酒? ややこしくなる前に主催者のひとりである朝倉康仁さんにお話をうかがった。結構、じっくりと。

お酒と料理と音楽が楽しめる夏祭りがきっかけ?

 朝倉さんは京都「日本酒BARあさくら」の店主。全国の日本酒好きが通う名店だ。本イベントは朝倉さんと、居酒屋「うまいもんや いっしょう」店主の清水学さんが立ち上げた「京都Sake Project」の主催。

「ふたりで“夏祭り”めいたイベントをやりたいねと話していたのがきっかけです。イメージとしては、お酒があって料理があって音楽があって、日本酒好きもそうでない人も誰でも楽しめるようなお祭り。当初は大げさなことをするつもりはなかったのですが、ひょんなことから京都市役所前の会場を使えることになって、初年度の来場者数は5,000人にものぼりました」

――大盛況の昨年を振り返ってみて。

「参加いただいた酒蔵の味のバラエティの豊富さ、料理のジャンルの多彩さが好評でした。立地のよさもあり、イベントを知らずに通りがかった人にも気軽に楽しんでもらえました。

 日本酒のイベントとなると年齢制限がありますが、フレンチ、和食、B級グルメなどいろいろな料理が味わえるので、食フェス感覚で家族連れの方にも楽しんでいただけました。もちろん、お父さんだけちょっとお酒を呑もうかなというのもありで、たまたま試しに飲んでみたお酒が自分好みだったという感想も多く耳にしました。

 大変だったのは、昨年の開催が7月末の一番暑い盛りの時期だったことくらいですね(笑)。今年は9月初旬開催。なんとかしのげる暑さだと思います」

料理目当てで参加するのもあり?

「昨年同様、バリエーション豊富な料理はイベントの目玉のひとつです。例えばミシュランの星を持つフレンチあり、京都市内でも指折りの和食店あり、B級グルメあり、スペインバルあり。気になっていたあのお店の味を気軽に楽しめるチャンスです。

 ジャンルも様々ですが、トリュフ焼きそば、イベリコ豚のパエリア、だし巻き夏野菜あんかけなど、各店舗が提供するアイデア料理もこれまた面白い。日本酒は和食のイメージが強いですが、和食以外のものと合わせて様々なマッチングにトライするのもいいですし、お酒も料理も幅広い味が揃っているので、好きなもの同士を自由に組み合わせてみると楽しいと思います。濃い味の料理に濃い味のお酒で合わせたり、逆にサッパリしたお酒で流してみたり。組み合わせ方はその人の好み次第なので、いろんな組み合わせを試して料理とお酒の組み合わせの答えはひとつだけじゃないんだよってことを知っていただければ」

――日本酒ビギナーには心強いお言葉! そして、フードの充実は嬉しい限りです。ほかに特別な演出などありますか?

「4組のアーティストによるライブや、日本では珍しいカポエイラ(ブラジル発祥の格闘技とダンスと音楽が合わさったもの)の演舞もあります。日本酒フェスと銘打っていますが、日本酒オンリーではなくいろんな人が楽しめるお祭りのような、総じてフェス感が味わえるようなイベントを目指しています。

 楽しみ方は人それぞれですが、その中心軸になっているのが日本酒、あるいは料理やライブなどに彩りを添えるのが日本酒ということになれば嬉しいですね」