“バリ”がほとんど気にならない!

「バリ」とは、金属製品のフチなどに残る微細な突起物のことで、そのままでは指や唇が切れるなど、思わぬケガにつながることもあります。
そのためトランギアなどのメスティンでは、買った人自身が使用前に紙やすりなどで「バリ取り」を行うことが通例。しかしダイソーのメスティンは、バリがほとんど気にならない。細部まで行き届いた気遣い、もはや500円のレベルではありません。
他社メスティンにスタッキングできる絶妙なサイズ

アウトドアショップを市場調査した『ダイソー』が、確実に売れると見込んで投入したのが本商品。「キャンプギアは、スタッキングや省スペース商品が人気なので、市場にあるメスティンにスタッキングできるサイズに決定。これがコスト削減にもつながり、500円(税抜)という価格を実現できました」と『ダイソー』の広報担当者が話してくれました。
サイズ違いのメスティンをスタッキングして持参すれば、なかなか便利なんです。ラージメスティンでレトルトものを温めたり、おかずを調理。その合間にダイソー製のメスティン「アルミ飯ごう」でご飯を炊く、なんていうこともできますから。

筆者所有の3つのメスティンを並べてみました。左からトランギア製の「ラージ」、「同スタンダード」、そして「ダイソー製品」です。それぞれの大きさはというと、トランギアのラージは3.5合まで、スタンダードは1.8合まで、ダイソー製は1合までご飯が炊けるサイズになっています。
トランギアを愛用してきた筆者の感想では、ダイソーのメスティン「アルミ飯ごう」はソロキャンプ、なかでも女性が一度に食べきれる量のごはんを炊くのにぴったり。大食漢の男性には物足りないかもしれませんが、軽めの量のおつまみなどを作るのにも適しています。
キャンプギアの収納BOXや弁当箱にもなる

キャンプに持って行くギアを収納することもできます。ソロキャンを想定して詰めてみたのは、折り畳み式のフォークとスプーン、コンパクトストーブ、1回分の固形燃料、着火ライター、そしてナイフ。小さいサイズの割に高さがあるので、意外にモノが入ります。

保存袋に入れたお米や二つ折りにしたパスタも中に収まりました。この使い方、いざ調理する際に探す手間が省けるのでおすすめです。キャンプで使用しないときは、お弁当箱として使っても重宝します。