
「メスティン」といえば、キャンプ好きの間では言わずと知れたアウトドアギア。とはいえ、キャンプとは無縁な人からすれば「何それ?」と思うはず。筆者もキャンプはしたことがあるものの、基本的にはインドア派なので、その存在を知ったのはつい最近のこと。
メスティンは、スウェーデンのトランギア社が生み出した携帯食器であり、調理道具にもなるアイテムです。今回はこのメスティンを自宅で使ってみたので、その魅力をご紹介したいと思います。
シンプルなデザインと機能性を兼ね備えた調理ギア

メスティンにはサイズが2種類あり、いずれも熱伝導率の高いアルミでできています。熱が全体に回りやすく、アルコールバーナーでもごはんが炊けます。通常サイズの炊飯容量は約1.8合まで、ラージサイズの炊飯目安は約3.5合までとなっており、1人分なら通常サイズ、2~3人分ならラージサイズを使うのがいいでしょう。
取っ手は折りたたみ式になっているので、持ち運びやすいのも魅力のひとつ。アウトドアではメスティンを食器にしたり、小物入れにしたりといった使い方もできます。

メスティンを使ううえで唯一面倒なことといえば、フタと本体の縁をやすりでなめらかにしないと使いづらい点と、シーズニングが必要な点。これさえ済ませれば長く使えるので、これらの手入れは最初に忘れずにしておきましょう。