ダイソーで500円で買える! 話題のキャンプ道具「メスティン」の魅力とは?

“バリ”がほとんど気にならない!

「バリ」とは、金属製品のフチなどに残る微細な突起物のことで、そのままでは指や唇が切れるなど、思わぬケガにつながることもあります。

 そのためトランギアなどのメスティンでは、買った人自身が使用前に紙やすりなどで「バリ取り」を行うことが通例。しかしダイソーのメスティンは、バリがほとんど気にならない。細部まで行き届いた気遣い、もはや500円のレベルではありません。

他社メスティンにスタッキングできる絶妙なサイズ

トランギアの「ラージ&スタンダード」に、ダイソーの「メスティン」がフィット!
トランギアの「ラージ&スタンダード」に、ダイソーのメスティンがフィット!

 アウトドアショップを市場調査した『ダイソー』が、確実に売れると見込んで投入したのが本商品。「キャンプギアは、スタッキングや省スペース商品が人気なので、市場にあるメスティンにスタッキングできるサイズに決定。これがコスト削減にもつながり、500円(税抜)という価格を実現できました」と『ダイソー』の広報担当者が話してくれました。

 サイズ違いのメスティンをスタッキングして持参すれば、なかなか便利なんです。ラージメスティンでレトルトものを温めたり、おかずを調理。その合間にダイソー製のメスティン「アルミ飯ごう」でご飯を炊く、なんていうこともできますから。

ダイソー製は右端。並べるとそのコンパクトさがわかる。左の「ラージ」でサイズはW20.7×H7.0×D13.5cm
ダイソー製は右端。並べるとそのコンパクトさがわかる。左の「ラージ」でサイズはW20.7×H7.0×D13.5cm

 筆者所有の3つのメスティンを並べてみました。左からトランギア製の「ラージ」、「同スタンダード」、そして「ダイソー製品」です。それぞれの大きさはというと、トランギアのラージは3.5合まで、スタンダードは1.8合まで、ダイソー製は1合までご飯が炊けるサイズになっています。

 トランギアを愛用してきた筆者の感想では、ダイソーのメスティン「アルミ飯ごう」はソロキャンプ、なかでも女性が一度に食べきれる量のごはんを炊くのにぴったり。大食漢の男性には物足りないかもしれませんが、軽めの量のおつまみなどを作るのにも適しています。

キャンプギアの収納BOXや弁当箱にもなる

コンパクトだが深さがあるので、思ったよりもギアが入る
コンパクトだが深さがあるので、思ったよりもギアが入る

 キャンプに持って行くギアを収納することもできます。ソロキャンを想定して詰めてみたのは、折り畳み式のフォークとスプーン、コンパクトストーブ、1回分の固形燃料、着火ライター、そしてナイフ。小さいサイズの割に高さがあるので、意外にモノが入ります。

お弁当箱にも。詰めればちょっとしたおかずも入りそう
お弁当箱にも。詰めればちょっとしたおかずも入りそう

 保存袋に入れたお米や二つ折りにしたパスタも中に収まりました。この使い方、いざ調理する際に探す手間が省けるのでおすすめです。キャンプで使用しないときは、お弁当箱として使っても重宝します。