【お悩みレシピ】うちの牛丼はなんでお肉が硬くなるの? その疑問をプロの技で解決します!

【お悩みレシピ】うちの牛丼はなんでお肉が硬くなるの? その疑問をプロの技で解決します!
食楽web

 お店で食べる、あの柔らかくて味がしっかり染みた牛丼。自宅で再現しようとしても、なぜかお肉が硬くなったり、味がぼやけてしまったり。そんな経験、ありませんか?

 実は、お店のような絶品の牛丼を自宅で作るには、たった一つ、”プロだけが知る調理の順番”があったのです。もう、お店の味に嫉妬するのは終わりにしましょう。

その秘密は「二段階調理法」にあり!

 なぜ、お店の牛丼はあんなにもお肉がしっとりと柔らかいのでしょうか?それは、お肉と玉ねぎを「同時に煮ない」からです。

 多くの人がやってしまいがちなのが、最初から全ての具材を一緒に煮込んでしまうこと。これではお肉に火が通り過ぎて硬くなるばかりか、味も染み込みません。

 今回ご紹介するプロのレシピは、まず牛肉にサッと火を通していったん取り出し、旨味が出た煮汁で玉ねぎをじっくり煮込むのが最大のポイント。このひと手間で、牛肉は驚くほど柔らかく、玉ねぎには味がしっかり染み込むのです。

ホロリととろける牛肉、甘辛いタレがアツアツのご飯に染み渡る

 霜降りの入った牛肉を選べば、その脂の甘みと旨みが口いっぱいに広がります。くたくたに煮込まれた玉ねぎの甘さが、さらにその美味しさを引き立てる。箸が止まらなくなり、「おかわり!」の声が聞こえてくる光景が目に浮かびませんか?

 このレシピがあれば、「今日の牛丼、お店より美味しいかも!」と家族が絶賛してくれること間違いなし。手軽に作れるのに、食卓が最高の笑顔で満たされる、そんな”我が家の新定番”がここに誕生します。

お店のようにしっとりジューシーな「絶品牛丼」の作り方

◎材料(2人分)

・牛薄切り肉又は牛切り落とし肉……200g
・玉ねぎ……1/2個
・温かいごはん……どんぶり2杯分
・紅ショウガ……適宜

A
・だし汁……1/2カップ
・醤油……大さじ2
・みりん……大さじ1・1/2
・酒……大さじ1
・砂糖……小さじ2

◎作り方

1.玉ねぎは1cm幅のくし切りにします。

2.鍋にAを入れ火にかけ、煮立ったら弱火にし、牛肉を1枚ずつ広げ入れます。色が変わったら、すぐにバットへ取り出してください。
<最重要ポイント!> ここで牛肉を煮すぎないこと!サッと火を通すだけで、驚きの柔らかさを保てます。

3.牛肉の旨味が溶け出た鍋に玉ねぎを加え、沸いたら弱火にし蓋をして5分煮ます。

4.蓋をあけて強火で煮詰め、汁気が1/3の量になったら牛肉を戻し入れ、弱火で1分だけ煮絡めます。
<仕上げのポイント!> 最後に牛肉を戻すことで、味をしっかり纏わせつつ、究極の柔らかさに仕上がります。

5.どんぶりにご飯を盛り、4をのせます。お好みで紅ショウガを添えて、アツアツのうちにお召し上がりください!