京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?

京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
食楽web

シンガポール航空では、ビジネスクラス、ファーストクラスにて提供している京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘氏考案の和食の機内食を刷新し、2017年3月1日より機内での提供をスタート!

 顧客満足度で常に航空業界のトップを走るシンガポール航空。その機内食は『インターナショナル・カリナリー・パネル』と呼ばれる世界の一流シェフ8名の監修によって提供されているが、その和食部門を担っているのが、京都『菊乃井』主人・村田吉弘氏。ちなみにフレンチはジョルジュ・ブラン氏(!)。

京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
京都『菊乃井』主人・村田吉弘氏

 3月1日より刷新された村田氏考案の和の機内食、『花恋暦(はなこいれき)』と名づけられたビジネスクラスで提供されるメニューは、このために村田氏自らがデザインした梅の花をモチーフとした器に、先付け、向付け、口取りなどが盛られた花の膳と、焼き物、炊き合わせなどが並ぶ二の重で構成。『菊乃井』の神髄がこの二つの膳に凝縮された機内食となっている。

 出発地や季節で料理の内容は多少変わるが、東京、名古屋、大阪、福岡-シンガポール間、および東京(成田)-ロサンゼルス間を運航するビジネスクラスで味わえる。

 またファーストクラス用の和食は、その名もずばり『京懐石』。歴史の重みと斬新性がミックスされた京都『菊乃井』の懐石料理そのものを、空の上で堪能できる。こちらも出発地や季節で料理の内容は多少変わるが、シンガポール-日本間を運航するすべての便のスイートおよびファーストクラスで楽しめるという。世界のグルメが集う国際都市・シンガポールに旅するなら、まずは機内で名料理人による贅を極めた和食を堪能してみてはいかがだろう。

京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『花恋暦』花の膳 先付け:豌豆とひじきの玉〆、空豆みじん粉揚げ 向付け:真鯛の野菜巻、菜種辛子和え、にんにく醤油ゼリー 口取り:蛸桜煮、大根旨煮、絹さや 麺:茶そば、そばつゆ、ワサビ、海苔、こごみ、花びら百合根
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『花恋暦』二の重 焼き物:鰈山吹き、木の芽、赤キャベツ甘酢漬け 炊き合わせ:合鴨鞍馬煮、辛子、タケノコ、赤万願寺、蕨 和え物:帆立三つ葉の酢味噌和え 御飯:白魚御飯、ゆかり 香の物 留碗:味噌汁
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『花恋暦』水菓子
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『京懐石』一の膳 先付:玉葱と蛸のマリネ、ピンクペッパー、まぐろとアボカド、五色金平 向付け:真鯛昆布〆、帆立オリーブオイル漬け、土佐醤油、ワサビ
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『京懐石』お凌ぎ:茶そば、そばつゆ、ワサビ、海苔、酢立、九条葱、菜の花、煎り玉子、空豆みじん粉揚げ、豌豆とひじきの玉〆、花びら百合根
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『京懐石』煮物:和牛大和煮、じゃが芋餡、人参、ブロッコリー、カリフラワー、木の芽
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『京懐石』二の膳 焼き物二種:いさき油焼き、柚子胡椒おろし、酢立・合鴨鞍馬煮、芹胡麻和え、花人参 御飯:蕗御飯、ちりめん山椒 留碗:吸い物、鯛の吉野打ち、竹の子、結び三つ葉、松葉柚子 香の物
京都の老舗料亭『菊乃井』主人・村田吉弘さんが考案した機内食とは?
『京懐石』水物:オレンジゼリー、ハニーアイスクリーム

●お問合せはシンガポール航空まで
http://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/home