カルディの広島式「ぶち旨汁なし担々麺」は、噛むほどに“ぶちウマ”な逸品だった!

カルディの広島式「ぶち旨汁なし担々麺」は、噛むほどに“ぶちウマ”な逸品だった!
食楽web

 先日、カルディで「広島式担々麺」という生麺を発見。「家でも本格的な広島式タイプが食べられるのか!」と嬉しくなり、すぐにカゴに入れました。

 なぜ嬉しかったかというと、東京にも広島式担々麺屋の『くにまつ』や『キング軒』などができたとはいえ、まだまだ「広島式汁なし担々麺」を食べられるお店が少ないから。そして筆者は15年ほど前に広島でご当地の担々麺を食べて以来、そのシビカラな味に魅力され続けているのです。

カルディで売っていた「広島三代目こだわりぶち旨汁なし担々麺」(2食入り)570円
カルディで売っていた「広島三代目のこだわり ぶち旨汁なし担々麺」(2食入り)570円

 周知の通り、担々麺の本場である中国・四川では、担々麺=汁なしが基本。しかも花椒(中国山椒)の香りが尋常ではなく、唐辛子由来の辛みもあり、かなり痺れます。

 一方、日本で担々麺といえば“汁あり”が一般的なのは、1958年創業の『四川飯店』(料理人・陳建民氏)が、日本人向けにアレンジした芝麻醤たっぷりのちょっと甘めでコクがあるタイプを紹介し、これが全国に広まり主流になったから。

 汁あり担々麺ももちろん美味しいですが、なぜか広島では2000年頃から、独自に四川担々麺に近い汁なしの本格的なタイプがじわじわ勢力を伸ばしていたのです。

こちらは東京・大門にある『キング軒』の広島式汁なし担々麺。非常にカラシビ感が強くて本場四川省の味に似ています
こちらは東京・大門にある『キング軒』の広島式汁なし担々麺。非常にカラシビ感が強くて本場四川省の味に似ています

 そんなわけで、筆者にとっては広島式汁なし担々麺は、刺激的かつ四川省の担々麺を彷彿させる思い出深い味であり、カルディで気軽に買えるのがものすごく嬉しかったわけです。帰宅後、さっそく作って食べてみたので、その魅力をご紹介しましょう。