【食楽検証】松屋の「カレギュウ」とすき家の「牛カレー」はどう違う? 食べ比べてみたらカレーの方向性が全然違って驚いた!

いざ、松屋とすき家の牛丼カレー決戦開幕!

松屋の「カレギュウ」680円
松屋の「カレギュウ」680円

 そんなわけで、松屋&すき家の2軒をハシゴしてテイクアウトして帰宅。松屋は牛丼とカレーが一緒になった正式名称「オリジナル カレギュウ」並盛680円。対するすき家は「牛カレー」という商品名で700円でした。

 ちなみに松屋の牛めしは380円、すき家は400円なので、カレーが入る分、どちらも300円も高くなるんですね。牛丼屋のカレーって思いのほか高いんだな…と言うのが、正直な感想です。ともあれ、いざ食べ比べてみることにしました。

左が松屋の「オリジナルカレギュウ」680円、右がすき家の「牛カレー」700円
左が松屋の「オリジナルカレギュウ」680円、右がすき家の「牛カレー」700円

 まず、ビジュアルからチェック。テイクアウト容器の形状からしてずいぶん違いますね。松屋の「カレギュウ」は3段重ねの容器で、下からごはん、カレーソース、肉。他方、すき家の「牛カレー」は、大きめの容器の半分にごはんと肉がのっており、中二階のようにハマっている黒い容器にカレーソースが入っています。

左3つの容器が松屋の「カレギュウ」、右の大きな容器がすき家の「牛カレー」
左3つの容器が松屋の「カレギュウ」、右の大きな容器がすき家の「牛カレー」

 今回は「カレギュウ」と「牛カレー」を比べるので、まずは肉から比較します。松屋のカレギュウの肉は、ビローンと長く、おまけに煮汁を含んでいてみずみずしいタイプです。食べるとしっとりしていて、味は甘辛く、やや醤油が強め。

 一方、すき家の肉は、短い肉と長い肉が混在していて、松屋より煮汁が少なく、フワフワしています。食べると松屋同様に甘辛いですが、甘さが強め。

左が松屋の肉、右がすき家の肉。味も食感も全然違う
左が松屋の肉、右がすき家の肉。味も食感も全然違う

 次に玉ネギです。松屋は玉ねぎをくし切りにしているので、大きくてやや厚め。すき家は、千切りのような感じで細かく薄め。これまたずいぶん違います。

 そして、いよいよカレー。まず、松屋のカレーソースは色がやや黒みがかっていて、中に玉ねぎも入っています。一方、すき家は、色が松屋よりは自然なカレー色をしていて、目には見えませんが、舌の上でザラザラと細か~い肉の食感を感じます。

左の松屋のカレーは玉ネギの存在感がスゴい。右のすき家のカレーには、細かな肉が入っています
左の松屋のカレーは玉ネギの存在感がスゴい。右のすき家のカレーには、細かな肉が入っています

 ちなみに、添えられた福神漬けも方向性がかなり異なります。松屋は色が濃くて塩辛いタイプ。すき家は王道の甘い福神漬けです。

 いずれにせよ、今回の検証で最も大事なポイントは、カレーと牛丼の牛肉を一緒に食べてどうなのか? ということです。何しろカレー×牛丼で出来ているメニューなわけですから。ということで、ごはん、肉、カレーソースを一緒に食べて比較します。