【食楽検証】KFCの「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」を食べてトマトソースの偉大さを再認識した話

【食楽検証】KFCの「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」を食べてトマトソースの偉大さを再認識した話
食楽web

 オリジナルチキンやツイスターなど、多彩なチキンメニューでお馴染み『ケンタッキーフライドチキン』では、ただ今数量限定にて新メニュー「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」を販売しています。

公式画像(食楽web)
公式画像(食楽web)

 オマール海老の旨みを閉じ込めたビスククリームコロッケに煮込みトマトソースをかけ、骨なしケンタッキーと一緒にバンズでサンドした、何とも豪華なバーガー。これは食べてみなければあかんでしょということで、さっそく最寄りの『ケンタ』にて実食を敢行してまいりました!

“美味しい茶色”とはこのことでは!?「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」を実食

「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」490円。チーズ入りは520円、ドリンク(M)とポテト(S)が付いた「セット」(+350円)もあり
「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」490円。チーズ入りは520円、ドリンク(M)とポテト(S)が付いた「セット」(+350円)もあり

 包みを開けると“美味しい茶色”が幾重にも重なる神々しい姿が降臨。バンズにサンドされている具材は、オマール海老のソースが入っているコロッケと骨なしケンタッキー(チキンフィレ)、そして真っ赤な煮込みトマトソース…以上です(笑)。レタスも刻みキャベツも入っていない実に潔い構成に、思わず笑みがこぼれます。

煮込みトマトソースが野菜代わり
煮込みトマトソースが野菜代わり

 ではさっそくガブリ。衣以外、全部が柔らか~い。上段のコロッケはいわゆるグラタンコロッケの風味で、噛んだそばからオレンジがかったアッツアツのソースが溢れ出してきます。濃厚かつ濃密な味わいと嫌味のないほろ苦さは、オマール海老感をしっかりと感じさせてくれます。

 そして下段に位置するチキンフィレはというと、コロッケ同様にまだ熱さが残っていることもあってか、まずジューシーさが先に来てから鶏肉の味わいと食感が追いかけてくる感じ。パサつかないフィレって美味しいですよねえ。そしてコロッケとチキンフィレの油感を、煮込みトマトソースのほどよい酸味と旨み、しずる感がちょうどよい塩梅で打ち消してくれます。

食べる度に、グラタンコロッケが溢れ出す!
食べる度に、グラタンコロッケが溢れ出す!

 ソースが届かない部分は衣の香ばしさとサクサク感がアクセントになるなど、どの方向から食べても付け入る隙を見せてくれません。結局、最初から最後まで美味しいだけを存分に味わって、無事完食となりました。ごちそうさま!

【まとめ】オマール海老とチキンの相性を検証するはずが意外な伏兵に打ちのめされた!

 今回のバーガーにおいて最大の肝となるクリームコロッケですが、噛んだときにくしゃあっと崩れていくような食感に加え、中に入っているオマール海老のソースが衣やチキンフィレに負けることなく「ここにいますよ、美味しいでしょ?」と主張してきます。

 チキンフィレバーガーの派生ではなく、オマール海老コロッケが主役のバーガーと感じられる仕上がりとなっているならば、これだけで大成功といえますよね。チキンフィレと同時に頬張ってもお互いを邪魔せず、それでいて両方の味わいをちゃんと楽しめるのも、お見事というしかありません。

 そして、味全体を調整してくれた煮込みトマトソースの存在も見逃せないポイント。このソースがなかったら、恐らくはテイストに抑揚のない凡庸な味わいになっていたはず。“いい仕事するじゃないかトマトソース!” 通常のチキンフィレバーガーにサンドしているマヨ系ソースや、和風チキンカツに纏わせている醤油系テリヤキソースをチョイスしなかったのも、このバーガーに関しては大正解だったように思います。

 ということで、今回の「オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー」。文句の付けようがない美味しい一品でありました。数量限定での販売となっていますので、気になった方はぜひお早めにオーダーして、その味わいをじっくりまったり楽しんでみてくださいませ!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー

オマール海老の旨味ひろがるフィレバーガー

期間:2022年11月16日(水)~ ※数量限定
販売:一部店舗を除く全国の『ケンタッキーフライドチキン』
https://www.kfc.co.jp/
※価格は全て税込(イートイン・テイクアウト共通)