『ニチレイ』のエビピラフは、『AJINOMOTO』よりも大振りカットが魅力!

続いては超大手冷凍食品メーカーの『ニチレイ』による「えびピラフ」(税込・279円)をいただきます。450g入りでバターの風味推しであり、どことなく『AJINOMOTO』のエビピラフのライバル商品のようにも思いますが、実際に温めいただいてみると、似て非なるものであると実感。

まず、風味のバターを10%増量しているようですが、『ニチレイ』の「えびピラフ」はそれほど強いバター感がありません。その代わり、エビの風味がより際立ちながらも塩分が控えめ。それでいて、『AJINOMOTO』のそれよりも具材のカットが大振りなので、より具材本来の旨みを感じながらいただけるエビピラフだと思います。平均的な味を求めるのであれば、間違いなく『ニチレイ』のエビピラフがオススメです。
『ローソン』のエビピラフは、品の良い奥深い味!

続いては『ローソン』の「海老ピラフ」(税込・138円)。内容量180gでこの価格はなかなか安いと思いますが、チンしてお皿に盛ってみると、まず目に入ってくるのが白く艶のあるお米。その中ににんじん、コーン、いんげん、エビが溶け込んでいるわけですが、このビジュアルがそのまま味に反映しており、脂っこくなく上品な味です。

エビピラフでも商品によっては油感が強くモタれそうなものもありますが、これはその真逆的商品。仮に寝起きなどで胃が動いていない状態でもあっさりいただける点で、汎用度が高いエビピラフだと思います。
『セブン-イレブン』のエビピラフは、カップ式ですぐにいただける利点あり!

そして最後は、『セブン-イレブン』の「バター香る海老ピラフ」(税込・198円)をいただきます。『セブン-イレブン』のエビピラフはなんとカップ式で、封さえ開ければ手を汚さずにチンすることができ、そのままいただける利点があります。内容量170gにして198円は少々高めですが、利便性を考えここは目をつむりましょう。

今回はチンしたものをそのままお皿に盛ってみましたが、赤ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームなどが散見されつつも、定番のコーンはありません。しかし、その一方で主人公のエビは見事にプリップリであり、今回食べ比べた中では筆頭に入るうまさです。
そのパッケージはもちろん、具材バランスも独創的な『セブン-イレブン』のエビピラフですが、コンビニの店頭でもいただけることからその活躍のシーンは多いのではないかと思います。
今回は6社からリリースされているエビピラフをそれぞれいただき、各商品の個性に迫りましたが、いずれも美味しかったことには違いがありません。筆者個人的には、コストパフォーマンスでは『イオン(TOPVALU)』がダントツで、味で言うと『ファミリーマート』、『ニチレイ』が良いなと思いました。ぜひ各社からリリースされているエビピラフを食べ比べてみて、あなた好みの一品を見つけてくださいね。
(撮影・文◎松田義人)