ガチキャンパーが検証! ダイソーの「1000円ホットサンドメーカー」ってどうなの!?

まずは基本の「ホットサンド」を焼いてみた!

風味と焼き目をしっかり付けたいので、パンの表面に薄くマーガリンを塗っています
風味と焼き目をしっかり付けたいので、パンの表面に薄くマーガリンを塗っています

 まずはやはり基本中の基本であるホットサンドを焼いてみます。箱の注意書きに何枚切り推奨などの記載がなかったので、とりあえず8枚切りをチョイスして、ホットサンド用ミートソースに溶けるスライスチーズを挟みました。

 フッ素樹脂加工なので油なしで焼けるはずですが、筆者はいつもパンが焼かれた表面をカリッと香ばしくしたいので、薄くマーガリンを塗りました。キズをつけないようにプレートの内側に塗ってもOKです。

写真は8枚切り。厚めがお好きな人は6枚切りの食パンを使うとよいかも
写真は8枚切り。厚めがお好きな人は6枚切りの食パンを使うとよいかも

 弱火で2分ほど、焼き具合をチェックしたら想像以上にしっかり焼けているので裏返して2分。あっという間に焼けちゃうので、中の具は温かくなっているか、チーズは溶けているか気になりましたが大丈夫でした。やはり熱伝導がよいことの証ですね。

 ちなみにパンの四隅がしっかり圧着されるタイプのホットサンドメーカーでは、具材をパンの中に閉じ込めることができますが、焼き面がフラットなダイソー製品はそのような形状ではないためパンのフチは開き気味です。

キャンパーに流行りの「中華まん」を焼く

あっという間に焼けるので焼き具合のチェックは早めに!
あっという間に焼けるので焼き具合のチェックは早めに!

 アニメやドラマ化で人気のキャンプ漫画「ゆるキャン△」に登場し、一気に真似する人が増えたのが、豚まんのホットサンドメーカー焼きです。

 中華まんなら何でも美味しかろうということで、カレーまんを焼いてみました。使ったのはスーパーなどで売っている常温のもの。冷凍品の場合は解凍してからがベターです。風味付けにオリーブオイルを少々垂らし、プレスして弱火で焼くこと2分弱。ちょっとチェックのつもりで開けてみると、弱火でも結構焼けているのでひっくり返して同様に。

 食べてみると……なにこれ、新食感! 蒸したてふわふわの中華まんも美味ですが、ホットサンドメーカーで焼いた中華まんは別物。表面はカリッ、サクサク。中の具もアツアツでほくほく。肉まん、あんまん、ピザまん、全部試したくなる美味しさ! もちろん、焼き具合もベストな状態でした。

焼きおにぎりから発想した四角い「ライスバーガー」にも挑戦!

ごはんがあふれそうなときは、スプーンやお箸で中に押し込みながら閉じればOK
ごはんがあふれそうなときは、スプーンやお箸で中に押し込みながら閉じればOK

 パンだけに使うのはもったいないので、焼きおにぎりのようにごはんを焼いてみよう、ならば具を挟んでライスバーガーを焼いてみよう! ということで作ったのがこちら。

 醤油とごま油で味付けし、米粒がバラバラにならないよう少量の片栗粉を混ぜたごはんを半量、プレートに平らに敷き詰め、レタス、牛カルビ、ごぼうサラダの順に重ねます。残りのごはんを乗せたらプレートを閉じて、中火で両面を4~5分焼いていきます。カルビとごぼうサラダはコンビニで買えるものを使いました。

ごはんがぎゅっと圧縮されているので、半分でもかなりボリューミー
ごはんがぎゅっと圧縮されているので、半分でもかなりボリューミー

 お好みの焼き加減になったらできあがりです。筆者はあまり焦がさない方が好みなので写真のような加減で火から下ろしました。醤油とごま油の香ばしいいい香り。ちょっとはみ出たカルビがまた美味しそう!

 やわらかいのにちゃんと形になっている香ばしいごはんの間に、甘辛味の牛カルビ、そしてシャキシャキのごぼう。もう何年も前に販売終了となってしまった、某大手バーガーチェーン店のライスバーガーを彷彿とさせる、なんとも懐かしい味。これからは、いつでも好きなときにライスバーガーを作れるなんて夢のようです。時間がないときは、コンビニのおにぎりを焼くだけでもいいかも。