ガチキャンパーが検証! ダイソーの「1000円ホットサンドメーカー」ってどうなの!?

朝食やおやつにぴったりな「ホットケーキ」も焼ける!

生地の量は焼けてくると膨らむことを考慮しフチの少し下くらいがベター
生地の量は焼けてくると膨らむことを考慮しフチの少し下くらいがベター

 フッ素樹脂加工のフラットなプレートだから、きっときれいに焼けるに違いない! と試してみたのが、ホットケーキです。

 まず、ミックス粉に卵と牛乳を入れて混ぜます。ホットサンドメーカーを中火で温めたら、油を含ませたキッチンペーパーでプレートの内側両面になじませ、ぬれ布巾の上で冷まして熱を均一にしします。弱火にかけて、30cmくらいの高さから生地を落とすように流し込むと、焼き面が滑らかになりますよ。

 プレートを開けたまま、焼くこと約3分。表面にプツプツと小さな穴が空いてきたら、ここでプレートを閉じて裏返して約2分焼きます。

自宅やキャンプの朝ごはんに最適。四角形なのも斬新!
自宅やキャンプの朝ごはんに最適。四角形なのも斬新!

 ドキドキしながらお皿にあけると、とってもきれいに焼けているではありませんか! 蓄熱性のいいアルミで上下から加熱するからか、極厚ホットケーキなのに生焼けもなし。やさしく甘~い香りとしっかりした厚みは、形こそ四角ですが喫茶店のホットケーキにも負けません。

 ちなみにキャンプでは、破れにくいビニール袋に生地の材料を入れて上から手でもんで混ぜ、袋の角をハサミで切ってプレートに流し込めば、洗い物もなく片付けも楽で一石二鳥ですよ。

キャンパー芸人・ヒロシも定番の一品「焼き餃子」にもトライ!

4個ずつ2列、計8個がシンデレラフィット
4個ずつ2列、計8個がシンデレラフィット

 キャンパー芸人の先駆者、ヒロシさんも愛用のホットサンドメーカーでよく焼くのが餃子。同じソロキャンパーとして、これは焼かないわけにはいきません。

 用意したのは油も水も使わず焼ける冷凍餃子。スーパーで普通に売られているアレです。高さ的に餃子が潰れたり、折れてしまうのでは!? とちょっと危惧しつつ開封して並べ、そっとプレートを閉じてみたら、ギリなんとかいけそうです!

羽根までパリッと、最高の焼き上がりに大満足!
羽根までパリッと、最高の焼き上がりに大満足!

 フライパンで焼くときに蓋をするようにプレートを閉じ、中火で5分蒸し焼きしたらプレートを開けます。羽根全体にこんがり焼き色がついたらできあがり。

 ホットサンドを裏返し餃子を両面焼く方法も見受けますが、表はカリッとこんがり、裏面はしっとりのまま食べたかったので裏面は焼きませんでした。フライパンよりも狭い空間で熱をしっかり伝えながら蒸し焼きにするせいか、裏面もつるんといい具合に火が通っていました。食べた感想は言わずもがな。画像のようにカリッと、中身はジューシーでお箸が止まらない美味しさに大満足です!

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 かなり欲張って、ホットサンドメーカーでトライしたいことを一通りやってみました。1000円というお手頃価格ながら、なんら遜色ない使用感。熱源もカセットコンロ、ワンバーナー、自宅キッチンと試しましたが、特に問題ありませんでした(屋外で風がある場合、風防の使用を推奨)。

 ホットサンドメーカーを使ったことがない人は、まずはこちらの製品でデビューして、ご自分の好みが見えてきたら、素材に味のある鋳鉄製、ダブルタイプやセパレート型などに移行してみるのもいいですね。興味のある人は、ぜひお近くのダイソーをのぞいてみてください。

(撮影・文◎池田実香)