『ナイルレストラン』のナイル善己さん考案「インディアンペヤング」

まずペヤングのカスタムをお願いしたのは、銀座にある日本最古のインド料理店『ナイルレストラン』の3代目・ナイル善己さん。
撮影用にと渡した「ペヤングソースやきそば」に、「やった♪」と相好をくずすナイル善己さん。聞けば、もともとペヤングは好きで、子どもの頃、学校帰りに立ち寄ったゲーセンでしばしば食べた「ちょっと後ろめたさのある美味しさ」だそう。さあ、そのペヤングとどう勝負する?
「ぼくがやるなら、やっぱりカレー味でしょ(笑)。インドではストリートフードで炒麺や炒飯など中華の屋台がたくさん出ているんですが、そのどれもがちょっと辛くて、スパイシーなんです。ぼくは勝手に“インディアンチャイニーズ”とカテゴライズしているんだけど、今回作るのもそんな感じ。ゴア(インド西部の州)で修業していた頃の、思い出の味ですね」

「インディアンペヤング」の作り方

材料
・ペヤングソースやきそば……1箱
・ギー(なければサラダ油)………大さじ2
・小海老………適量
・おろしニンニク……小さじ1
・おろし生姜……小さじ1/2
・パクチー……適量
(A)
・トマトケチャップ……大さじ2
・ガラムマサラ……小さじ1/2
・カレー粉「インデラカレー」……小さじ1と1/2
・カイエンヌペッパー……小さじ1/3
作り方
1.フライパンにギーを熱し、小海老を炒め、中まで火が通ったら一度取り出す
2.おろしニンニク、おろし生姜を加え、よく炒める
3.トマトケチャップを加え、馴染むまで炒めたらAのスパイスをすべて加える
4.付属のペヤングソースを3/4ほど加え、馴染ませる
5.麺は付属のカヤクと湯で戻し、湯を捨てたら4のフライパンに小海老と一緒に加える
6.よく混ぜながらさっと炒め、器に盛り、パクチーをのせて完成
ポイントは、多めに入れるギー(牛乳を煮詰めて作る純度の高いオイル)でスパイスを炒め、麺・ソースとともによく混ぜること。「ペヤングのソースは比較的あっさりしているので、ギーで油分を補ってもオイリーにはなりません。油分とスパイスさえあれば、具は小海老の代わりにタケノコ、キノコ、ブロッコリーなど歯ざわりのあるものなら何でもOKです」(ナイル善己さん)
撮影後、皆で「インディアンペヤング」を試食していたら……「やっぱり旨いな、コレ。コルカタあたりの路地裏の屋台で売っていそうな味ですよ。ぼく、インドで出店しちゃおうかな(笑)」とご満悦のナイル善己さんでした。
●SHOP INFO
店名:ナイルレストラン
住:東京都中央区銀座4-10-7
TEL:03-3541-8246
営:11:30~21:30、日・祝11:30~20:30
休:火曜